お気に入りの街路で その1 | ぼくはこわれもの日記

お気に入りの街路で その1




昨日中古CD屋にふらっと立ち寄ったら、小さくJ-POPと区切られてる10枚ほどのCDを見つけて小躍りしました。
まあ、案の定大体というかほぼ全部ビジュアル系だったわけですが、


そこで見つけたわけです。


陰陽座『鳳翼麟瞳』


これずっと欲しかったCDだったんですけど、日本だと中古でも2000円以上して毎回ディスクユニオンで今日は買うの止めとこうってなってたCDなんです。

それがね、7ユーロ。

やっぱ嫌なことの次は良いことがあるもんだ。もう昨日から1人でテンション上がりっぱなしです。

一番上に貼ったのはそのアルバムの中の9曲目『星の宿り』っていう曲です。
ピアノとヴォーカルだけなんで聴きやすいんで、暇な人は明かりを消して暗闇の中でさらに目を閉じて聴いてみてください。

ちなみにピアノ奏でてるのは元筋肉少女帯の三柴理らしいです。大槻ケンヂのイメージばっかであんま知らないんだけどね筋肉少女帯


陰陽座と言うバンドは一言で言えば「妖怪メタルバンド」です。
メンバー着物着てます。

なんかこれだけでフラ科70人中63人くらい拒否反応起こしそうな気がするんですが、去年出したアルバムはオリコントップ10入りしたらしいから結構知ってる人もいるんじゃないかなーって勝手に思ってます。

陰陽座ってのはもちろん良い曲多いし、ヴォーカルの黒猫は半端なく歌上手いんですが

個人的に一番好きなのは歌詞

古語や振り仮名がないと読めない漢字がもうてんやわんや

おどろおどろしい世界観の構築に一役というか三十役くらい貢献してます。

簡単な例としては「笑う」が「嗤う」になるだけで何倍もおどろおどろしくなる感じ。ああでもこれニュアンス違ってるからあんま良い例じゃないなー
なんというか京極夏彦ファンな自分にとってはたまらないわけです。


まあここまでを簡単にまとめると、フランスのCD屋で欲しかった日本のCDを安く手に入れることができて舞い上がってますっていうことでした。

アルバム自体はかなりバラエティに富んでてなかなか楽しめています。この1週間で相当聴きたくると思います。



そのCD屋がある通りはストラスブールの中でぼくが一番好きな通りなんですが、

最近同じ通りにある画廊のショーウインドーに飾ってある絵がお気に入りでいっつも外から眺めて楽しんでます。

宮本輝の『星々の悲しみ』を思い出しました。


なんかちょっとこういうのいいなって思ってます。


そういえばやっと滞在許可証の受け取りの召喚状が来ました。
やっとだー

50ユーロの印紙買わないといかんのが厄介なとこですがアロカシオンもらうためには通らなきゃいけない道か。
なんか最近もうもらえない疑惑出てるんだけど

とりあえず明日tabacに買いに行きます。


そんでは今日は最後に陰陽座の曲の中で個人的に一番好きな曲を紹介して締めにしたいと思います。

曲名は『妖花忍法帖』、『鳳翼麟瞳』の4番です。
この曲メタルはしてないんですけど、ちょっとヴィジュアル系チックかもしれないんでそれに抵抗がない人には聴いてみて欲しいです。

この曲はもうまじ最高です。何回聴いても鳥肌立ちますも

このサビメロは反則です。Cメロといい、黒猫さんの艶やかな歌声ほんとやばい。

PVもかなり出来良いし、歌詞・メロディ・歌声・演奏が合わさってすごい世界が出来上がってる気がする。

ぼくはこの妖艶で耽美的な世界にどんだけでも浸ってられる気がします。
まああんま賛同得られ無そうかなー


それでは寝ます!