《メロンパン》
父が亡くなってから2年が経ちました。
今年も、父の命日に、メロンパンを仏前に供えました。
昨年の命日の時、メロンパンを供えようとする私を見て、妻や親戚たちは驚きを隠せずに口々にいました。
「世の中にそんなことをする人はいないわよ」
祭にメロンパンを供えるなんてところ形をしてからは役におでんだ真ん中にメロンパンを離れることを勧めてくれました私が子供の頃は誰もがいつもお腹を空かせている時代でした父は貧しいながらも私たち家族のために一生懸命に働いてくれました太陽が西の山に沈む頃になると私はよく村の入り口をうろうろしながら父の帰りを待ちました報告の姿を見つけるたびにどんなに嬉しかったことか赤尾さんを可愛い息子が今日もで迎えに来てくれたなでも本当は父を迎えに行ったわけでは
ませんでした父がボロボロで汗まみれの作業服のポケットから取り出してくれるメロンパンを楽しみに待っていたのですほらお土産だまいめろんぱんだ市くれるメロンパンはいつも潰れていましたがその味は普段のおやつ那覇炊いもよりも何倍も美味しくて大好きでしたそんなに慌てて食べたらダメだぞゆっくり食べなさいある日の下校途中のことでした工事現場の前を通りかかった時たくさんのレンガを横に積んで運んでいる父の姿を偶然見かけましたレンガがとても重たかったので父は苦しい息を吐いていました私は父に見つからないように隠れて父のことを見ていましたしばらくすると休憩になりました父が汗を拭きながら一息ついているとメロンパンが配られました父はメロンパンを手にすると喉が鳴るのを我慢して作業服のポケットにしまいましたそして近くの水道の蛇口に口を
国が水だけを飲んでお腹を満たしていましたその日の夕方私が村の入り口までで迎えに行く時がいつものようにポケットから潰れたメロンパンを取り出してくれましたでも私はそのメロンパンを一口も食べることができませんでしたメロンパンはもう飽きちゃったこれからお父さんが食べてよどうかあの日の記憶はいつまでも胸の奥から消えることはありませんでした大人になってからは父の誕生日にも父の日にも必ずメロンパンを買ってプレゼントしました父はもうメロンパンを食べることができませんが、父の命日には、祭儀のお膳にメロンパンを供えているのです。