過密なご奉公も山を越え、ホッとしたのか体がガタッと来ましたが、それもなんとか落ち着きました。
お彼岸の前日は国際ピースデー、宮沢賢治さんの祥月ご命日に当たる9月21日、杉野宣雄先生にお越しいただきました。
実は、先生に特別なお願いをしています。
妙深寺は11月にネパールの首都・カトマンズにセンターを開設します。このカトマンズ親会場にお迎えする御本尊さまの表装を押し花によって荘厳させていただきたいのです。
前代未聞、過去に例はありません。
しかし、世界の愛と平和、仏教の創始者、偉大な仏陀がお生まれになったネパール国でのご奉公成就を願い、その中核、中心となる大曼荼羅を、何としても特別な意味を込めて荘厳させていただきたいと考えたのでした。
まずは仏陀がその下で覚りを開かれたインド・ブッダガヤのオリジナルの菩提樹の葉を採取しました。蓮の茎や根もお持ちいただきました。昨年採取した紫陽花も使っていただきます。
杉野先生には無理ばかりお願いしていますが、いつも優しく、心よくお力添えくださいます。感謝しかございません。ありがとうございます。
縦104センチ、横72センチの雲型の特別な御額を発注しました。お位牌をお願いしてよかったです。話がとても早いです。いま職人さんが彫り始めてくださっています。
まだどのようになるか分かりません。ただ、仏陀や仏教に由緒ある美しい草花で御本尊さまが荘厳されます。ネパールでのご弘通がしっかりと大地に根を張るように進んでゆくことを願っています。
11月11日からネパールに向かいます。11月16日はアキラの祥月ご命日です。団参ではありませんが、日本から、スリランカからも、お参詣くださる方々にお声をかけています。
妙深寺ネパール別院での法要、そしてカトマンズ親会場の開堂式を奉修させていただく予定です。
今生人界、ギリギリまで丁寧にご弘通を前進させたいです。甘んじるわけにはいきません。
期待に胸をふくらませながら、妙深寺の境内で菩提樹や蓮を採取いただきました。これから1ヶ月半、じっくり押して、世界に一つだけの素晴らしいご荘厳が出来ればと思っています。
ありがとうございます。