映画、「パーフェクト・レボリューション」観てきました!

 

生まれも性別も、職業も能力も、

お金も年齢も、幸せには関係ない。

 

実話を基にした、障害者の性を題材にしたこの映画、とっても深く考えさせられた。

 

わたし自身、最近ベビーカーを押して外に出ることも出てきて、身体が不自由な人の生きにくさ、街歩きの大変さを強く実感している。歩道がガタガタだったり、傾いてる状態で何百メートル(キロ単位かも)も続いていたり、大きな駅でも乗りたい路線までいけるエレベーターやエスカレーターがなくて、重いベビーカー抱えて5階分を階段で移動したり。最寄駅に行くまでの歩行者通路が何か月も工事中で、通行できるのが視覚障害者用のブロックがひいてある部分だけで、そこをガタガタひいて行ったら赤ちゃんが吐いてしまったり。挙げたらきりがないほど、それはもう不便なことだらけあせる

 

身体のどこかが不自由であるがために

「障害者らしくする」

ことを望まれる社会。

 

「障害者だから楽しいことをしちゃいけない」

「障害者だから恋愛しちゃいけない」

「愛する人と体を慈しみあっちゃいけない」

 

どれも実際に禁止されてるわけでも「いけない」って言われてるわけでもない。

 

けど、当事者たちがイヤでも感じさせられてしまう、社会からの無言の圧力

 

『障害者らしく』ってなんなんでしょうね。

 

どうして幸せになっちゃいけないんでしょうね。

 

そして何よりも辛いのは、人を本氣で好きになることが、ものすごく勇氣がいることだということ。最初は大丈夫でも、「やっぱり無理だ」っていつポイってされるか分かんない。本当の意味で誰にも心を許せない、甘えられない。

 

そして家族や身の周りの人にかける苦労・・・。

 

すべての要因が、考えただけで胸が苦しくなりますショボーン

 

けっしてお涙ちょうだいものではなく、ただ淡々と、今の社会の問題点を障害者の目線から映している映画。これってノンフィクションなんだよね・・・。

 

すっごくいい映画なのに、ほとんどの映画館がたったの2週間程度で打ち切り・・・。

取り上げにくいテーマだからなのか、広報にお金をかけられなかったからなのか・・・。

 

今からでも観る機会がある人にはぜひ観てほしい映画です。

 

http://perfect-revolution.jp/