彼の写真を載せようと思う
敏感な彼を写真に収めるのは至難のワザ。
だって、めっちゃ寝てるくせに
音と、わたしたちの静かな笑い声に
敏感なんだもん!
彼には最後の挨拶を終えたあと
無鉄砲なこの女、Ⓜ︎が後を追おうとして
ぜったいに分かっているであろう
彼の行く方面を
I don't know
と教えてもらえない始末。
まぁ、彼は母国に帰るのであろう。
スカイブルーのセーターが見えなく
なり、お別れの挨拶となった。
少し、否、とてもさみしい。
その後、Ⓜ︎のboyfriendのハンザに
乗り込む。
ハンザは私たちのお気に入りとなった。
ハンザともわかれ、ついに目的地。
そこは、栄え、人々が溢れ、
ラテンを思わせ、陽気で
そして、なぜか私たちを
ボーダーの世界に誘った。