【そうなるには、そうなるわけがある】
右手首から先が動かなくなり
リハビリの毎日。
ある日ふと思い出したのは
手術日の朝のこと。
その朝、
落ちたことのないベッドから
落ちた。
明け方、寝返りをうった瞬間だった。
体にまきついてきた布団の重みで
スローモーションのように
身体がベッドから離れて
床に近づいていった。
床に顔面からぶつかる❗️❗️
ぶつかりたくなかったら
支えれるのは右手しかなかった。
思わずギブスのついた右手で
床にぶつからないように
支えてしまった。。。。
その瞬間
バキバキバキ
と、音がしかたかと思うと
痛みが走った。
やってしまった…( ; ; )
よりによって
手術の朝に
落ちた事がないベッドから
落ちるなんて…
しかも、
なんで、また右手やねーーん。
どうしよーー(T . T)
それでなくても
ズキズキ痛かった右手は
更に痛みをましていた。
どう思っても
そうなるふうになっていたとしか
思えない流れだ。
手術の前に
もう一度レントゲンを
撮り直してくれていたら…
何か変わっていたのだろうか?
と思ったりもした。
手術後、麻痺した手に
「それって医療ミスなんじゃない?」と
何人もの人から、
だまってたらだめだと
言われたもした。
でも、
そんな気にはなれなかった。
こうなるように
なっていたとしか思えない
現実が重なっていたこと
それともうひとつ
理由があった。
昔、息子のアトピーの
ステロイド離脱地獄の毎日の中
友達からきかされた一言が
私の中に思い出されたからだった。
「全部この世に来る時に
自分で決めてきたっていうからねー」
出口の見えないトンネルの中で
毎日さまよい、
身も心も限界にいた時に
聞かされた言葉だった。
乗り越えられるから
与えられてるんだよ
と言われても
なんで?
私はそんなに強くない❗️(T . T)
と、
友達にいいかえしたりしていた。
でも、ひとりになると
ふと思い出すのだ。
自分で決めてきた事なら
人のせいにも
何のせいにもできないんだよな…
あの時もそう思った。
そして、この時もそうだった。
こうなったのだから
ここを超えていくしかない。
淡々とやることをやる。
そんな毎日の繰り返しだった。
