今は成人した

3人の子どもを育てながら

思うようにいかないことばかりだった。


子どもをもつまでは

人との間でおこる嫌なことも

自分の中で

自己解決して

表にはださずに

いつも穏やかに笑顔で

生きてきた私。


後から思えば

もめごとをおこさないように、


人との関係を

壊さないように、


自分が我慢ればすむことは 

我慢して

表面を保っていたに

すぎなかった。


私は私でなかったし

楽しかったけれど、

私はどこか

寂しさと一緒にいた。


時として襲ってくる

どうしようもない寂しさがあった。


腹の底から

わきあがってくる寂しさを

自分でどうすることもできなくて

その数日は

寂しさと一緒に過ごす。


何かがあったわけでもない。

誰かに何かを言われたわけでもない。


突然、

寂しくて、苦しくて

仕方なくなるのだった。


そしてまた

その寂しさは

ある日急におさまる。

何年もそんなことを

繰り返していた。


これは人にもあることなのか?

そんなことも人には

きけなかった。


もしかしたら


私が自分の中で

勝手に自己解決して

誤魔化し続けてきた"私"は

私の中で生き続け

寂しいという感覚で

私に伝えようと

してくれていたのかもしれない。


本当の自分を無視したら


寂しいよ


あの時はきづかなかったけれど

あのどうしようもない寂しさは

私の中の私からの

発信だったんだと

今更ながら

気づかされる。