19話
不登校だった次男が
大学にいきたいと2浪して
3年目のときだった。
まだ東大をあきらめず
自己流で勉強していた。
合格する判定の
数字が僅かだった気がする。
さすがに受けるのを
あきらめるだろうと思えば…
数%でも
可能性ある!ってことや
と言った。
コップに入っている少しの水を
あるとみるか
ないとみるか
見方次第だというけれど
この事例も
どう見るか、なのか…?
あまりのめげなさに
私も段々、
人の可能性を
無理だ、とか
受験にもお金かかるから
無駄な受験はやめといて
とか
目先のことでつぶしてしまったら
いけない気がしてきた。
どう考えても無理しかない
数%の可能性を
応援したくなってしまったのだ。
あきらめさせるような
言葉を言っているよりも
数%から
本当に合格したら
面白い✨✨と
と思ったからだった。
期待もしなければ
反対もしない。
どっちになっても
そうなった結果が
いいことなんだから
それでいい。
そんなふうに
思わせてもらえていることが
ありがたいな、と思った。
