14話

結局、春から予備校に
通うことになった次男。

大学受験することも
浪人して
予備校にいくことも
自分で決めた。
彼が自分で選んだことだから…
と思ったのも束の間。

またもや、
行かない日が
増え始めた。

お金というものが
からむと
こちらも余計な気持ちが
動き出す…

予備校代
もったいないやん…💦
どれだけ無駄にしたら
気が済むの?

以前のように
腹たって怒ることは
もうなくなったとはいえ
笑顔ではいられない。

よっぽど前世で
次男が私の親で、
私がお金を無駄に使わせたのか?

と、今なら
そんなことも思えるけれど
その時は、
そこまで考えも及ばず、

大学に行きたいというのに
予備校に行かない
という
わけがわからない現状に
何をいったところで、
人は変わらないこと。
これが彼が選ぶベストな道
ならば、
これが1番いいことなんだ
ということは
何年もかけてわかったから…

そうなんやなー
と認めていくしかなかった。





写真は2023年サンティアゴ巡礼より