5話

学校にいかないことが
長く続いて
なんとかいせようとすることにも
疲れてきた頃…

息子の行った、行かないで
自分の気持ちが
振り回されていることが
しんどかった。

彼が行こうが行かまいが、
どちらでもいい。
何にも左右されない
自分になりたかった。

行かないことを
まず、受け入れよう!と思った。

学校には行かないことに
注目してしまっていたけれど、

元気でいる
ご飯をたべれる
笑ってる
話ができる…

そう考えてると
ありがたいことが
いっぱいあった。

そうだそうだ、
学校に行っても行かなくても
いいじゃないか。

そう思っていると
息子が
明日は学校に行くわ
と言った。

ところが、
朝になり
やっぱり起こしても
起こしても
起きなかった。

行っても行かなくても
どっちでもいい、
と思っていたはずなのに
今日も行かないのか…
と思った時、
私は自分の中に

僅かに
がっかりしている自分を
感じた。

まだ私、期待してるんだ…。

そんな自分とむきあう毎日だった。