何の期待もしていない時に
心を動かされることは
突然起こる。
その時もそうだった。
たくさんの人が集まる会場で
スピーチをした20代の男性の話が
その時の私には
つきささった。
パチプロでお金を稼いで
親にも暴言をはいていたような
どうしようもない自分だったそうだ。
ひょんなことから
母親の仕事を手伝うようになり
1年たったとき
あんなに嫌いだった自分のことが
好きになっていた。
そして、今は母親を
心から尊敬している…と。
人の体験からでる言葉ほど
響いてくるものはない。
彼の話を聴いた時
私の中にあった思いが
浮きあがってきた。
私も自分のことを
好きになりたい✨✨
両親の事を心から尊敬できる
自分になりたい✨✨
できるなら、両親が
元気なうちに。
そんな思いが
自分の中にあるなんて
思ってもみなかった。
その頃の私は
自分のことを嫌いとは
思っていなかったとしても
好き✨ともいえなかった。
自分に自信がなかった。
私なんて…といつも思っていた。
そして、そんな自信のない私にした
常に自分の正しさの中で
人を評価し、裁いてきた
母親のことが大嫌いだった。
でも、心の奥で
本当の本当はのぞんでいることを
そのとき、若い青年が
きづかせてくれた。
私は自分のことが
大好きになりたい。
生きてる間に両親に心から
感謝を伝えたい、と
そう思っていた自分に
初めてそのとき気づいたのだ。
