自分の中で決めていた
"絶対無理"の固い扉が開いた。
それから毎日
3Lの水を飲み続けることを
習慣にしていった。
自転車に一度乗れたら
もう乗れなくはならないのと同じ。
3Lがあたりまえのように
飲めていった。
そんなある日
ある聴いてみたいセミナーが
東京でしかやってないことを知った。
以前の私なら
東京ときいただけで
無理と諦めてしまうところ。
なぜかその時は
自分の中で迷うことなく
"行く"と決めていた。
行くためにはどうすればいい?
と、考えていた。
3人目の子どもは
まだ生まれて7ヶ月すぎたくらい。
そんな子をおいて行くといったら
夫はどう言うだろう?
でも、なぜか
その時の私には
反対されたらどうしようという
不安はなかった。
どんな風に話したのか
正直覚えていない。
ただ、
夫がこう言ったことだけは
覚えている。
「日帰りやろ?
行ってくれば」
思いもかけなかった言葉が
返ってきた。
ちょうど日曜日だったこともあり、
1日なら子どもをみておけるよ
ということだった。
まさかのまさか。
子育てに協力的でなかった夫から
そんな言葉がでるとは
思いもしていなかった。
ありがたかった。
たった一日で
3Lの水を飲めたことは
考えてもみなかった
東京日帰りの旅に
繋がっていった。
