長男の抱っこ攻撃は

落ち着くことがなかった。


友達や他のお母さんの前だろうが

なんだろうが

泣いて抱っこ!

せがみ続けた。


ママ友が気をまわして

次男を抱いてくれたり

随分助けられた。


世の中の

お兄ちゃん、

お姉ちゃんになって

下の子のお世話をしている

子どもたちは

すごいなーと思った。


それなのにうちの子は…



その頃の私は

よそと子どもと比べて

いつも、


なんでうちの子はこうなんだ

( ;  ; )


と、嘆いてばかりいた。


ある日、

親子仲間で出かけることになった。

その中で、

ちょっとした距離を

歩かなければならないかもしれず、

長男を想像した私は


「うちは歩かないからやめとくわ」と


何気に言った。

途端、ひとりのママ友がこう言った。


「そんなん歩かせな!

歩かせないから、歩かないねん」


赤ちゃんがいるのに

わがまま言って歩かない息子。


甘やかせて歩かせないダメな母親。


そう責められているようで

泣きなくなった。


この子のせいで

こんなふうに思われる


この子がちゃんと歩いてくれたら

こんな思いしなくていいのに…


みんなと同じようでいたい

普通でいたい

目立ちたくない


色々な思いがこみあげる

でも、

そう思っていた私の心の奥に


みつけてしまった。



あなたに

うちの子の何がわかるんだ


そう感じていた

本当の心の声が

きこえてきた。