周りの子ども達と
全くタイプの違う長男だった。
次男が生まれる前からも
ママ、ママ、ママと
離れない。
ママ友と家でお茶しても
ママも、ママもと
子ども達の輪にひっぱられ
お茶もできない。
なんで私だけ
子どもの輪にいなきゃいけないんだ。
みんなとお茶させてくれーー(T ^ T)と、
いつも思っていた。
そのあげくに
どこに行っても
抱っこ抱っこと歩かない。
外に行くのも嫌になる。
次男が生まれたら
さらに輪をかけて
ひどくなった。
これを赤ちゃん返りと
いうのかなぁ…
その当時、まわりをみても
赤ちゃん返りしてる子なんて
いなかったのだ。
いつも周りの子どもと
比べてばかりいた私だった。
友達の言葉がきっかけとなって
その時、初めて
長男の心の中を
感じてみた。
ママっ子だった息子は
ある日いきなり
お兄ちゃんにされる。
ママが突然
いなくなったと思ったら
病院から戻った私が
見たこともない生き物を
抱いていた。
12月30日に生まれた次男を
病院から実家に連れて帰ったのは
お正月あけ…真冬だった。
夜中の授乳の度に
なぜか長男も起きて、
そばにいた。
いちいち起きなくていいのに…
ちょっと面倒くさく思った。
あんなこともあった。
こんなこともあった。
色々な場面を思い出すと
この子の心の中は
私が思うよりずーーっと
寂しかったのかなぁ…
それを感じた時、
私はなんともいえない
気持ちになった。
そして、決めた。
腰が痛くなろうが
動けなくなろうが
どうでもいい。
抱っこ!と言われるなら
喜んで抱っこしよう!
息子が感じた
どうしようもない寂しさに
比べたら
腰が痛いことも
人からどう思われるかも
どうでもよかった。
今日から
喜んで
抱っこする!
そう、腹を決めた。
