自分が好きな色さえ

何なのか

わからなくなっていた。


3人の子どもの子育てをして

20年近くたっていた。


当時の私の問題は

子どもとの関係性。

特に次男との関係だった。


次男は子どもの時から

喘息の発作で

吸入器を手放せない子だった。


性格は、思うようにいかないと

どこであろうと

ひっくり返って泣き続ける。


高校の時には不登校に。 


とにかく、

いつも何か問題があった。


でも


喘息も、性格も

不登校も

実はそれ自体が

問題だったのではなかった。


普通に穏やかな気持ちで

暮らしたい。


私が求めていたのは

それだけだった。

なのに、

私は毎日イライラしていた。


イライラするなんていうことは

子どもを産むまで

私の中になかったものだった。


いつもイライラしている

母親をみて

嫌だな思ってきたけれど


私の中にも

同じものがあったことが

1番驚いたことだった。