マナカードに出逢ったころの私は
自分のことが
わからなかった。
わからないことに気づけたのは
こんな小さな事からだった。
「好きな色は何色ですか?」
こんな簡単な質問、
誰でも答えられるであろう。
でも
その時の私は、
答えに困ってしまった。
そして、迷っている自分にきづいて
びっくりしたのだ。
学生時代の私は
好きな色もはっきりしていた。
いつから
自分が好きな色も
わからない自分に
なってしまったのだろう…
自分がもっている
服の色をみて
愕然とした。
黒、紺、グレー
落ち着いた、というか
無難な色ばかり。
明るくて綺麗な色が
好きだった私は
どこにいってしまったのだろう?
3人の子どもを産み、
育ててきた年月の間に
今の自分が何色が好きなのかさえ
わからなくなってしまったのだ。
その事実に呆然とした。
マナカードをとおして
自分を知っていく
そんな時間の始まりだった。
