近くの川原。
ここは、犬の散歩や、たまーにランニングを
何年もさせてもらってるところです。
ここにくると、いつのまにか無になっている自分がいます。
もう何年も前にここを歩いてて思ったことがありました。
どうしようもなく、私にとってはて辛い出来ごとがあって、どんな言葉をみても、きいても、どんな思い方をしようとしても頭でしか考えられない。
どうしても内から力が出てこなかったことがあったとき、
ふと、その川原の景色をみたときに、
毎日毎日ここはかわらないなーって。
暑い日も寒い日も、大雨で水が増してひどいことになった後も、いつもそこに木があって、草があって…
水が流れてて…川のまわりを人が歩いたり走ったりしてる。
何もかわらない。
かわってるけどかわらない。
私はうちひしがれて、起き上がれないでいても、
この景色はただ淡々とそこに変わらずにある。
その、淡々と変わらずにいてくれる姿に
泣けてきて、
あー大きな流れの中に人間はいるんだなー
そんなことを感じました。
ただ目の前にきた出来事があるだけ。
今起こってることは私の中だけのことに過ぎないんだなーと思って
また、一歩前に歩き出すことができた日のことを
今日はふと思い出し、
自然の力の大きさ、強さ、優しさ…に
また、改めてありがとうーと思っていました。
ただただそこに在るだけで、誰かが
ほっとしたり、またその人自身に戻れたり…
