卒業して、
一浪することになった次男…
予備校に申し込んだものの、
行ったのは
最初の2回ほど。
その後は、また
行かなくなってしまった。
行くのか行かないのか
と何ヶ月か
結局行かない…と
高校生の時と
かわらない毎日が続いた。
そして、2浪したとき
彼は言った。
東大受けたいから
東京の予備校にいきたい、と。
例の漫画の影響なのか、
このパターンを脱するために
考えついたのことなのかは
わからないけれど…
でも、その流れに
なっていった。
あんなに
小さい時から
ややこしくて、手がかかって
どこかに行ってくれ、
といつも思ってた。
本当に合わないから
将来絶対離れて暮らそうと、
お互いにそこだけは
意見があっていた。
そんな次男が
東京にいく、と言った時
願ってもないことだった、はず。
単身赴任してる父親もいて
住む場所には困らない。
やっと彼から解放される✨
と、喜ぶはずだった。
なのに…
私はこう言っていたのだ。
「喘息持ちなのに、東京に行ったら
人も多いし、もっとひどくなるかも
しれないよ」
なんやかんや言って
東京行きを反対している
私がいた。
私、行ってほしくないと思ってる…
行ったら寂しいやん、って
思ってる。
自分でそんな自分に
気づいたのは
そう言って数日後だった。
めんどくさくて
大嫌いで、
喧嘩しかしてこなかった
次男。
世の中にいる、
息子が可愛くて仕方ないという
お母さん達の気持ちは
全く理解できない
と思っていたくらい
息子に愛着がなかった私。
なのに…
行ったら寂しい
と思ってる自分に気づいた時
誰よりも私が驚いた。
私は、私の中にも
"愛情"っていうものがあることに
初めて気がついた。
3歳からの
この長い長い
ややこしかった関わりの
時間が
私の中に僅かにあった
愛情の芽を
育ててきてくれたことに
初めて気がつかされた。
だから、今、喜んで
送り出さないといけないんだなって
思った。(続く)

