【不安でも大丈夫】


右手首にいれたプレートをとる

と、決めたものの

不安でいっぱいだった。


やっと治ってきた右手が

手術をしたことで

また手が動かなくなったら

どうしよう…


そうしたら、 


また

リハビリすればいい


と思う自分もいる。

反対に


精神的にも肉体的にも

しんどかった…

あんな思いは、

もうしたくない😭


と思う自分もいた。


後者の気持ちは

僅かと思っていたのに

その存在感は思ったより大きかった。


不安だなんて思ったら

引き寄せてしまうかもしれない


だから、思ったらだめ


自分にいいきかせようとする。

そうすればするほど

不安がおしよせてきた。

見えない不安に

おしつぶされそうになった


自分がマイナスのことを思って

不安に思っていたことが

事実になったとき


"ほらね、

あなたが思ってることが

叶ったんですよ"って。


そんな言葉を思いだして

思わないようにしよう、

よくないことは考えないようにしよう

一生懸命にいいことだけを

考えようとした。


でも


やっぱりあるのだ。

手術するのが怖い

また動かなくなるのが怖い

どんなに考えないようにしても

僅かな不安が

自分の中にあるのを感じてしまう

どうしたらこの不安を

なくすことができるんだろう。

一生懸命に不安を

なくそうとする自分がいた。


手術の前日になった。

こんな気持ちのままで

手術を受けるのが怖かった。


自分ではこれ以上

どうすることもできないと、

師匠にこの気持ちを

そのまま伝えてみた。


すると…

思いがけない言葉が

師匠から返ってきた。


不安でも大丈夫やで


文字数にすればたった9文字。


でも…


その言葉をみた一瞬、

私の中にあった

僅かであり大きな不安は

あっという間に


大丈夫の中にくるん


くるみこまれたのだ。


本当に一瞬だった。

でも、そんな感覚を確かに感じた。


不安はあるけど、


不安はなくなった。


不安と大丈夫は

相反するものだとずーっと

思っていた。


その一言を見た途端、

私の中にあった思い込みは

一瞬にして溶けるように

大丈夫の中に包み込まれたのだ。


その一瞬から先は

もう1ミリの不安も

感じることがなかった。


不安でも大丈夫!


このことを体感させてもらう為に

骨折してからの

動かなくなった右手との

長い長いリハビリの時間は

あったのかもしれない。