子供を出産してから
友達は出産祝いに顔を見に訪ねてきてくれました
生後3ヶ月頃から
アトピー性皮膚炎の症状が出始めたので
ケアしたり
病院に通う 毎日
1才ごろまでは
まだ夜中に何回か起きていたので
いつも寝不足
友達は当時
まだ働いている子も多く
今思うと
お祝いを戴いてから
次に仲の良い友達に会ったのは
夫のお葬式だったかも
出産したころ
携帯はまだまだビジネス用でしか持っていない時代
もちろん私も友達も持っていなくて
夫は仕事用に持っていたけど
メール機能もなかった
今のように
スマホで気軽に連絡を取り合ったり
FacebookやTwitterなどで
近況がわかるというものもなかった
家電が連絡手段だったころ
昼間に連絡を取れる子も少なく
バリバリ働いているか
子育て真っ最中だったり
そんな時代のなか
会わずにコミュニケーションする手段は家電しかなかった
遠くに住んでいる友達からは
お悔やみの手紙をもらったりしていた
ありがたかった
入院中に友達の結婚式があったけど
かなり夫の症状が重いときで
とても式に出れる状態ではなく
夫が入院しているからと
病名は伏せて
断っていた
おめでたいときに
うちはスキルス胃がんの末期ガンで
余命宣告を受けて
闘病中なの
とは言えるはずもなく
夫がガンで入院中のことは
友達に誰も言っていなかった
もし 言うと
友達もどう反応して良いのか
戸惑うだろうし
私も友達の前で
泣き崩れてしまうかもしれないと思った
誰にも言わないことで
なんとか精神を強く保っていたと思います
そのころ友達とゆっくり会ったことはなくて
葬式のあとも
子供を連れて友達のところに遊びに行くことも
しばらくはなかったのだ
どうやら友達から
私は強くて ひとりでやっていける
そう思われていたようだ
元々
人に頼ったり 甘えたりすることができない性格ではあったが
そんなに強くない
現実を 生きていくために
ボーッとしたり
泣いていたり
くよくよしていられなかっただけ
今みたいにスマホで
時間関係なく
連絡が取り合えたり
他の同じような人のブログを読むことができていたら
どんなに 気持ちが軽くなっただろう
そしたら 同じ経験をした
体験者のことを知ることができただろうし
コミュニケーションもとれただろう
だから
同じ体験をしたものとして
このブログが
誰かのお役に立てればうれしいなと思う
ほんとうに当時は 孤独で
一人で抱えて進んでいくしかなかったな