お母ちゃんの急変 その3 | お母ちゃん!認知症の症状がでてますよっ!

お母ちゃん!認知症の症状がでてますよっ!

お母ちゃん70歳。
先日、「アルツハイマーですね」と診断されました。
そのお母ちゃんの様子をしっかりと記録していこうと思います。

お母ちゃんの財布の中には、近所のドラッグストアのカードが有った。
それも同じ物が2枚。

『お買い物の度にポイントが貯まりますよ〜』というやつ。

前回、お母ちゃんの財布を確認した時には無かった。
つまりここ最近のうちに、この店に二回行って、何かを買ったという事だ。
つい数日のうちに二回。
何を買った?


そして、それを見つけた。


ビン入りの胃腸薬を。


一本に320錠入っているビン。
中身が半分以上減っている。


推測するに、お母ちゃんはコレを飲んだんだ。
胃の調子がおかしいからと、どんどん飲んだんだ。


いくら市販の胃薬でも、飲みすぎたらよくないんじゃないか?




とにかく、お母ちゃんを連れて病院へ。

『どこ行くと?』

『病院よ』

『…そうね』

『気分は?』

『…ようわからん』

しばし無言…

『そがん言うばってん…とびよっけん…そいけん…』

また無言。

こんな様子になった事は今までなかった。
とにかく病院へ急ぐ。


改めて検査を受け、診察へ。

せん妄の症状が出ているのか、いろんなことを言う。

『ほら、あちこち虫のおるやろうが。
ここにも動きよっし、あそこも動きよっ』

『Kちゃんはカーテンの向こうにおるやろ』
『そこに、お座りしとんさっ』


こんな言動は初めてだと先生に伝える。
そして、見つけた胃腸薬の瓶の事も。




直接の原因かどうかは分からないけど、規定の容量以上の市販薬を飲んでいるとしたら、何かしら影響はあるでしょう。
検査の結果は脳に新たな異常はありません。
出血などもありません。
とにかく、薬を飲むのはやめて、様子を見ましょう。



脳梗塞でなくて良かった。
市販薬の飲み過ぎが原因なら、時間が解決してくれるはず。



少し安心して、Kちゃんの待つお家へ帰宅した。