こんばんは。
今日は昨日の初体験の続きです。
最後に観た映画がとても強烈だったのですが、
名張毒ぶどう酒事件をご存知ですか?
『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』
独房から無実を訴え続けている死刑囚、奥西 勝さんの映画です。
僕自身、この事件の事、そして半世紀近く
拘置所に閉じ込められ無実を訴え続けている人がいることを、
初めて知りました。
それは昭和36年(1961年)三重県名張市の小さな村の懇談会で、
ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡する事件が起こるのですが、
その犯人として逮捕されたのが、
奥西勝さん。当時34歳。
奥西さんは一旦は自白するのですが、
それは、警察により自白を強制されたと訴え、無実を主張します。
1審では無罪を勝ち取ったものの、
2審で逆転死刑判決を受けます。
昭和47年、事件から11年後、最高裁にて死刑が確定。
奥西さんはそれ以来、死刑執行の恐怖と闘いながら、
再審を求め続け、再審請求を何度も出しますが、全て棄却されます。
いつ死刑が執行されるか分からないなか、
3畳一間の拘置所の中で半世紀近く閉じ込められている
奥西さんの心境は測りしれないです。
孤独なんて言葉では表せない孤独。
自分がと思うとゾッとするどころか、
想像することさえ拒否したい気持ちです。
でもそれがまかり通っている今の日本の社会の現状。
司法の問題だけじゃないように思います。
事件から44年後の平成17年4月、
名古屋高裁は奥西さんの再審請求を受理し、再審を決定します。
しかし、検察が異議申し立てをし、
平成18年、奥西さんの再審開始決定は
名古屋高裁の別の裁判官によって、
取り消されてしまいます。
平成21年、最高裁は名古屋高裁に審理を差し戻します。
しかし、ここでもまた、平成24年、名古屋高裁は
再審開始決定を取り消すのです。。。
今もなお無実を訴え続ける52年という年月。
測りしれません。
どうすればいいんだろう。。。
奥西さんの一生は何なのだろう。。。
人ごとじゃなくてまじでなんなんだよ!!!
52年という年月です。
僕が生まれるずっと前から。。。
生まれた時も。。。
二十歳になった時も。。。
今も。。。
んんんんんんんんん!!!
とりあえず今すぐに出来る事をということで、
署名を送ることにします。
こちらから『名張毒ぶどう酒事件 奥西さんを守る東京の会』
署名は郵送のみになるのですが、
一緒に送りませんか?
Mahalo