博士には実は好きな女の子がいます。ここでは仮に「さやかちゃん」と呼びます。
その子は同じ幼稚園で年中から同じクラスでした。ある時「お父さんには言わないでね」と教えてくれました。
でもすごく不器用な我が子はその後は「もうあのこは好きじゃない」と何度も私に宣言しては、しまじろうの文字盤で「さやか」と録音して再生させてみたり、また、それをちらりと私が見てるのに気付くと「さやかきらい」と録音して再生したりしてます。また、意味もなく落書き帳に「さやかさやか」と書いたり…。
一方のさやかちゃんは優しくてお世話好きだから幼稚園時代には博士にもかいがいしくお世話してくれてました。でもそれはあくまでもクラスの一人で他の子のお世話もせっせとしてました。
でも博士にとってさやかちゃんはクラスで唯一しゃべる女の子だったみたいで、彼のハートはイチコロ…。
年長も同じクラスになれて、かなり仲良く遊んでいた様子。でも年長になると仲の良い男女を冷やかす子が出てきて博士もそれに踊らされさらに不器用さででもまだ文字盤に名前を入力してみたり…。
で、今年同じ小学校に入りました。でもクラスは離れてしまいました。入学式の日に自分より先に彼女の名前を1組に見つけ、そこに自分がいないのを私に音が聞こえるくらい落胆してました。ガーンって。
で、今。博士からは学校に入ってクラスが離れてからは一回も話さないって聞いていたので博士の淡い恋も終わったのかなって思っていました。
ところが、先日公園に行ったらさやかちゃんのママに会い、博士は何度も1組に行き、話をしに行ってるらしいと聞きました。なかなかやるじゃんと母は嬉しく思いました。
その日は何故か公園に来ている一年生の男の子は博士だけで(ま、他はゲームしてるんだけど)6、7人の女の子と博士が遊んでいました。博士は私が来たのにすごく驚き、日々女はキモいって私に言っている手前女の子と遊んでいたのが恥ずかしそうにしてました。
で、その中にさやかちゃんももちろんいたのだけど、氷鬼をしても鬼ごっこをしても博士はさやかちゃんばかりを追いかけるらしく、他のギャル達から「さやかちゃんばかりねらってるぅ」と言われてました。
でも二人はいつも近くにいて、とても楽しそうでした。
二人の家はその公園を挟んで反対方向で、幼稚園時代には小学校になったら博士の家に遊びに行くね♪と言ってくれたさやかちゃんの一言に2週間は浮かれてた博士でした。
彼女に公園で会ったのが、その日が初めてなのか、実は今までもよく公園で遊んでいたのかはわかりませんが、その日以来博士は毎日公園に行っています。お友達の家でゲームしてるのを見た後も自分は一足先にお友達の家を出て公園に行ってるみたい。
その後何度か私に「今日さやかちゃん公園にいたよ」と教えてくれたりしてます。それが、余計私には彼女に会いに公園に行っているように思えてなりません。さやかちゃんママとも会えば話しはするのですが、実のところさやかちゃんは博士をどうなのよと聞きたい気持ちてんこ盛りですが、我が子を思うと怖くて聞けません!!いつも「博士がいじめてなければいいけど…」と探りを入れてるようで探れてない会話が精一杯で。
でも、卒園式、入学式で二人の写真を撮ってくれていたさやかちゃんママパパを見ると大嫌いって訳ではなさそうと希望的意見を持ってみたり…。
淡い恋に一喜一憂して浮かれちゃってるのは私かも知れません(*^m^*) ムフッ