金沢・東茶屋街
赤穂に住む友人を訪ねた リチャード は、
一人相生駅から新幹線に乗り、
京都で特急に乗り換え
金沢駅に無事到着することができました。
実家で育てているスモーク・ツリー
多くの アメリカ からの旅行者は、
JR が乗り放題という
“レイルロード・パス” なるものを
現地で購入して日本に来ます。
リチャード は、あらかじめ
7万数千円も出して、グリーン車 付きの
“レイルロード・パス” を買ってきました。
(20日間でたいして JR に乗らないのに、ちょっと高いんじゃないの、
と思ったのですが、グリーン車 付きだから、というので、まあ トントン かなと…。)
若いころは バックパッカー をして
アジア を回ったこともある リチャード なので、
日本で鉄道の旅をするのも、
乗り換えでちょっぴり迷うけども、
楽しみなのだそうです。
近江町市場
初めての金沢。
まず最初に向かったのが、
近江町市場の中の ちらし寿司のお店
です。
いつもは地元の人や観光客で長蛇の列。
しかし、この日は時間が早いせいか、
運よくすんなり入れました。
近江町・井ノ弥
ここの チラシ は、刺身がどんぶりから溢れています。身も厚く新鮮。
この日は、市場を ブラ つき、
金沢の名所を巡りました。
東茶屋街の通りにある、金箔グッズの店
武家屋敷界隈
昔ながらのお米屋さん
私の生家では、植物好きの姉が
コツコツ 作った 屋外ガーデン で朝食。
実家の庭で寛ぐリチャード(手前)と主人(奥)。
ローズマリー
北陸の庭でも、この時季は緑一色、
ラベンダー が満開でした。
フレンチラベンダー
ちなみに屋内 ガーデン には南国系の植物があり、
2月に行った時の ハワイ 土産の
プルメリア もかすかに芽が出始め、
リチャード も感激していました。
芽吹き出したプルメリア
2日目のお昼は、実家に帰ると必ず立ち寄る、
地元のうどん屋さん
へ。
加賀小松うどん・中佐中店
うどん鍋の有名店で、各 テーブル に ガス代 があり(写真下段右)、
一人ずつ好みの鍋(写真下段中央、味噌豚なべ)を煮ていただきます。
食前に、抹茶とお菓子(写真下段左)、うどん鍋には、
おじやセットと食後にアイスクリームも付きます。
このあと、片山津温泉の立ち寄り湯へ。
途中、足湯につかりました。
片山津温泉の足湯。ここでは卵を持ち込み、温泉卵を作れます(写真右)。
3日目は遊覧飛行に行くつもりでしたが、
あいにくの曇り空で視界悪し。
福井県の東尋坊と永平寺を見学しようと
ドライブ に出かけました。
福井県・東尋坊
東尋坊では、崖っぷちの景色より、
帰り道の両脇に並んだ
お土産屋さんに興味津々の彼でした。
永平寺への途上、美味しい
越前手打ち蕎麦
をたべました。
蕎麦といえども、ハワイ や アメリカ では、
音を立てずに食べるのがマナー。
これは西洋では厳格な暗黙の ルール で、
ハワイ でも音を立てると嫌がられます。
日本人同士ならいいのですが、
日系人といえども、アメリカ人 がいる場では、
これだけは私も気を遣いました。
音を立てて食べないと美味しくないのですが、
こればっかりは感覚的に嫌なようですね。
でもここは日本、
リチャード も音を立てて
美味しそうに食べていました。
福井県・永平寺
4日目朝は、小松駅から特急で米原駅へ行き、
新幹線で品川駅経由で渋谷へ戻る
という経路で リチャード を送り、
私たちは飛行機で一足先に渋谷に戻ってきました。
渋谷で迎えた彼は、新幹線の グリーン車 で
日本酒とおつまみを食べながら
快適に過ごしたと言ってご機嫌でした。
ふぅ~っ…。
ともかく私の生家に
ガイジンが来ている絵が
なんだか不思議でした。
こんな田舎生まれの私に
アメリカ人のお友達ができて
生家で一緒に食事をして、
近くの神社や仏壇にお参りをして、
お墓参りまで一緒にして…
さぞご先祖さまもびっくりしたことでしよう。
子供の頃には考えもしなかったことで、
人生は不思議なご縁の連続だな~
とふと考えました。