カトリックの国だから
バンカーボートのオーナーの話です。
『 貧乏なフィリピン人は子供がたくさんいます 』
『 アナタは何人の子供がいるの? 』
『 僕も貧乏だから5人います、来月6人目が産まれます!! へへへ 』
『 お金が無いのに子供が多いから、ますます貧乏になります 』
『 じゃあ、バースコントロールすればいいのに 』
『 フィリピンはカトリックの国なのでバースコントロールは罪です 』
『 じゃあ、エッチしなきゃいいじゃん 』
『 ダメですよ~、貧乏なフィリピン人は
それしか楽しみが無いんですから~』
オーナーは冗談っぽく話していましたが
カトリックの教えでは、性行為は子孫繁栄の為の手段で
堕胎する事は大罪です。
オーナーの話を聞いて、いろいろと考えさせられました。
せっかく宿った命を自ら消してしまうのは絶対イヤです
しかし、育てられなくて道端に捨ててしまうのは?
お金を稼ぐため、どんな事でもしてしまうのは?
せめてバースコントロールはOKにしたいものです。
それには、カトリックの上層部の考えが変わらないと無理なのかもしれません。
帰り道…
『 あの綺麗な海の中、見れなくて残念だったね 』
『 それが見ちゃたんだなぁ~!! 溺れて上も下もわからない時に
オレの頭の上にサンゴ礁があったんだ!!
しっかり見たぞ!! 魚も泳いでいたぞ~ 』
『 ボート代は、ちょっと高かったね… 』
『 オレの命を助けてもらったんだから安いもんだろ 』
この日のダンナさん、危うく命拾いしましたが
陽気な彼等とビールを飲みながらの談笑がとても楽しかったそうです。
ダンナさん、土座衛門にならなくて良かった
ダンナさん、楽しんでくれて良かった