子宝!! 日本人ろろ(||||゜ _ ゜ ;)
飛行機に乗って1時間ほどたった頃でしょうか…
機内食が配られると…
『 ぼくはビーフをお願いします!! 』
隣に座っている初老の男性がスチワ-デスさんに
日本語で話ました。
あっ
日本人だったんだ!!
1人旅のようだけど、ピナさんの追っかという雰囲気ではないし
ゴルフでもしてきたのかなぁ~?
それとも仕事?
日本語が恋しくなっていた私は
オバサンの本領発揮(誰にでも話しかける)です。
『 日本の方だったんですね!! 悪い事でもしてきたんですか~(*`▽´*)』
『 ハハハ、今回はボラカイでのんびりしてきましたよ(^-^)』
『 観光ですか、ボラカイいいですよね~』
『 観光というより家族サービスですよ。
子供が産まれたしね、ちょうど出産に間に合って良かったですよ 』
そう言いながら携帯を取り出し、赤ちゃんの写真を見せてくれました。
『 あっ、お孫さんですね。おめでとうございますo(^o^)o 』
『 いやいや、ぼくの子供ですよ(^-^) 』
『 (?_?)? 』
『 24人目の子供です 』
『 ?(゜_。)?(。_゜)? 』
『 妻が6人いましてね~、今回は6番目の妻の出産です。
ボラカイには5番目の家族と行ってきましたよ。
4番目も誘ったのですが
家を留守にできなくて4番目とは行けませんでした 』
『 ( ゜ ▽ ゜ ;) 』
彼の話は、まだまだ続きました。
『 フィリピンには5人の妻がいましてねぇ~
と言っても、籍を入れているのは日本人の妻だけですがねぇ~。
どの家族も、ぼくの大切な家族ですよ 』
『 へっ!? 』
私はやっとの思いで、次の言葉を発しました。
『 それぞれの家族を養っているのですか? 』
『 もちろんですよ。 どの妻にも立派な家を建てましたよ。
彼女達の家族にも家を建ててあげましたし…。
特に4番目の妻は、地下一階地上三階建てのプール付きなので
彼女が言うには、家を留守にすると親戚が勝手に住み着くから
もうどこにも行けない!!とボラカイにも来れなかったんですよ。
あまり高価な家を与えるもんじゃないですね。
その家には1億以上のお金がかかりましたよ 』
『 じゃあ、24人の子供さんの内訳は?』
『 4人が日本人、他はハーフですよ 』
『 男の子は何人? 女の子は? 』
『 え~と…それは数えた事ないからわからないなぁ~ 』
『 日本の子供さんはフィリピンの兄弟に会った事があるのですか?』
『 上の息子2人は何度か一緒にフィリピンへ連れていきましたからね 』
『 日本の本妻さんはヤキモチを焼きませんか?』
『 さぁ~どうでしょう、全てを承知してはいますが
フィリピンへ誘っても、一度も行った事はないですね 』
私の興味津々の質問は続きました。
『 フィリピンの家族とは、なかなか会えないから寂しいでしょう?』
『 いやいや、月に1,2度は渡比していますからね。
フィリピンに滞在している時間の方が長いかもしれません 』
『 そんなに大家族を養っていけるなんて、どんなお仕事ですか?』
『 フィリピンパブを経営していますが、最近景気が悪いので
数年前から中古車の販売もしています 』
『 中古社販売って儲かるんですね!! 』
『 とても儲かりますよ。日本では査定ゼロの車でも
アチラで売れば7,80万になりますからね。ハッハッハッ!! 』
いささか、話題を変えたくなり…
『 空港で重量オーバーで、超過分120$も払ったんですよ 』
『 そんな時は、お金を持っていない と言えばいいんです 』
『 それだけでタダになるんですか?』
『 僕は400キロオーバーで、1円も払わない事がありましたよ 』
飛行機から降りる時、どのように挨拶していいのか悩みました
『 貴重なお話を聞かせてもらいありがとうございました。』
『 いやいや、僕の話なんかどこにでもある話ですよ。』
めったにないと思いますけど…