怪しいガードマン
サンペドロ要塞 は、去年も来たのですが…
お土産に小さなギターを頼まれていたのと
ギターの生演奏が聴きたくて、再び訪れました。
階段を上った所にある展示場は
大きな鍵がかかっていて休館のようでした。
残念…
すると、どこからかガードマンが走ってきました。
『 あなた日本人でしょ?鍵を開けてあげるよ 』
そう言うと鍵の束を出してドアを開け、中へ入れてくれました。
チップ攻撃されるのかな?
と思いましたが、そのような催促は無く
カタコトの日本語で、展示の説明までしてくれました。
1600年、サンディエゴという貿易船が沈み
その中から出てきた遺品の説明です。
親切な人だなぁ~
ひととうり説明が終ると…
おもむろに、腰からピストルを出して
『 コノ ピストル ホンモノ ホンモノ
アナタガ モッテ シャシン ウツストイイデス
ワタシガ ウツシテ アゲマス 』
私は調子に乗って、数枚の写真を写してもらいました。
なんて親切なガードマン
今度は、胸に付けていたバッジを外すと
『 オミヤゲ オミヤゲ 1000エン ヤスイヨ 』
出たぁー!!
話には聞いていた1000円攻撃!!
『 高いよ、いらない 』
『 500ペソ ニ ディスカウント シマス 』
『 500ペソなら、1000円と同じじゃん 』
『 イクラデ OK デスカ ?』
『 50ペソ 』
『 エ~~~!! …ワタシ モウカラナイ…デモ、イイデスヨ 』
全然、欲しくなかったけど…
セキュリティーバッジを50ペソで買いました
『 エアポートノ ケンサハ ダイジョウブデスガ
マチノナカデ ホカノヒトニ ミセナイデクダサイ
スグニ バッグニ イレテクダサイ 』
なんだか、よくわからないガードマンだったけど
展示物を、あれだけ詳細に説明してくれたし
1000円が50ペソになったし
良しとしよう
と、思いました。
タクシーに戻って
ドライバーさんに、この話をしながらバッジを見せると
フフフと意味ありげに笑っていました。