毎年この時期になると、口遊(ずさ)む、好きな楽曲があります。
それは さだまさし さんの “つゆのあとさき” です。
歌詞の中、特に
“君(き~み~)は最後(ご~)までやさし~かぁ~た~”
というところが好きです。
昨日、お通夜がありました。101歳(大正12年のお生まれ)の奥さま(お母さまとも、お婆ちゃんとも、ひいお婆ちゃん、とも、それぞれ)です。15年前にご主人さまのお葬儀。それからご法事でのお付き合いです。祭壇のお写真は、私もよく存じあげているお顔なのですが、お棺の中のお顔は、とても若作りで(お叱りを受けそうな表現ですが)、とても、つるんつるんとして、ぴかぴかに見えました。
お通夜に向う途中で、“つゆのあとさき”の歌詞を口遊(ずさ)んでいると、
“今日は君の卒業式” も
“僕が書いた 卒業証書を抱いて” も
“ほかの誰よりも きれいだったよ” も
そして
“ありがとうと一言”も“ごめんなさいと一言” も
先に逝かれたご主人さまからの、天国からのことばとして受けとめられるのでした。
“君(き~み~)は最後(ご~)までやさし~かぁ~た~”
私が残って、または私が先に逝っても、“君”にその時がくれば、お伝えしたいことばです。(そのためには、私たちは、誠実に生きなければなりません。私には、いろいろ反省すべきこともありますが。)
“めぐり逢う時は 花びらの中”
“別れ行く時も花びらの中”
本日は午後からお葬儀です。朝からすでに曇り空です。
“梅雨のあとさきのトパーズ色の風は 遠ざかる 君のあとかけぬける”
トパーズは11月の誕生石だそうですが、
ここでの“トパーズ色”は、ブルートパーズなのでしょうか。
梅雨も大好きな季節です。