『こころの泉』上廣榮治pp.48-51より

 

「不易と流行」を分かりやすく言えば、不易とは倫理(りんり)であり、流行は現実社会である。不易(いいかえれば、実践倫理の意味、内容)さえ分かっていれば、流行(ある意味、現実世界の悲惨な状況)は回避すべきものてはなく、むしろ(真正面から受けとめ)、積極的に身を投じていくべき場所である。

 

倫理そのもの(= 実践倫理)には年齢(補︰古くさいとか、新しいとかいうこと)はなく、(それが)不易(いいかえれば、道)であるためには、過去にも未来にも通じる〝いま〟がなければならない。

 

倫理とともに輝きつづけるいま(すなわち、実践倫理)がある、ということは、いま、現代を生きるということである。

 

本日もまわりをよく見て、そして考えて、正しく、よりよく行動いたします  

(追記。いま午後1時半です。今日も、少なからず反省すべきことがありました。正しく行動するのは、ほんと難しいです。本日午前中は、正五九の一日、縁日でもあり成田山までお参りしてきました。車の運転は道を間違えたり、失敗することが多いです。)

 

(追記)

不易流行(ふえき・りゅうこう)は、松尾芭蕉(? -元禄7年1694)が『奥の細道』の旅の間(元禄2年)に体得した概念だそうです。「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」と説かれている、そうです。