寺務員さんが、先日出雲大社(いずもおおやしろ)まで、日本全国の村々里々にお鎮まりの神さまをお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)に参加してこられました。神迎神事は11月17日[旧暦の10月18日]のことです。

 

インターネット上の映像では、海風に静かに揺れる神炎と白波立つ海原が映っています。大海を渡って神さまが上陸されるのですね。集まられた神さまは、上宮(かみのみや)という場所で、みな膝を突き合わせて、縁結びや来年の収穫など諸事について、人々のしあわせのご縁を結ぶ会議を行われるとのことです。とても楽しそうです。

 

昨日(11月17日[旧暦の10月18日])には、神さまを見送る「神等去出(からさで)祭」が無事行われたということ。ですから、いまごろは神さまももとの場所、皆さまお近くのお宮さまにお戻りになられている頃でしょうね。

お写真はお土産にもらった「ゴーフル」です。パッケージも、中に入っている白兎さまも抜群です。おいしくいただきました。

 

追記として、神仏習合に関連するプチ情報を加えます。

昔、明治維新以前のことかしら、神さまも仏さまも同じ施設で、一緒にお祀りすることが多くありました。神宮(じんぐう)寺と呼ばれるお寺は「日本神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられた仏教寺院仏堂。別当寺、神護寺、神願寺、神供寺、神宮院、宮寺、神宮禅院ともいう」(Wikipedia神宮寺の項)とのことです。 

 

合掌