10年前は家の前に野生があった | なくしていく優しさ

なくしていく優しさ

届かない想い

今は四国の一応県庁所在地に住んではいるが、感覚的には田舎暮らしと言っても良いと思う。
もともと北海道出身なのだけれど、札幌などにも住んでいたため、四国にきてかなり驚いた。
北海道は四国よりも田舎ではなかったwwwというより四国は田舎すぎたwww
テレビ局の民放の数も、全国チェーンのお店も、街灯も、買い物も、食べ物も娯楽も断然北海道のほうが多かった。
北海道に住んでいると、本州などは内地と呼んでいたし、隣の県に行くにも海を越えないといけないし
自分たちのことをかなりの田舎者だと思っていた。
テレビなんかでもいまだに北海道のことを日本じゃないような感じで田舎者扱いしているけれど
全国的にみたら、北海道より田舎というか不便なところはかなりあると思う。
さらに他県は綺麗な自然環境も住宅地とはかなり隔離されていることが多い。
 
このエゾシカの写真は、山の中で撮ったものでは無い。
10年前に住んでいたところの、目の前の河原だwww
多少の知識と経験で、時間帯と時期を見計らえば、狙った動物を探すのは容易かった。
嘘じゃないってwww
魚も昆虫も野鳥も両生類も、幼い頃からいる場所はそんなに変わらなかった。
勿論・・・魚も昆虫も野鳥も両生類も、子供の頃から興味を持っているのは周りには居なかったのも事実www
小学生の時にはすでにゲームウォッチもテレビゲームもあった世代だった。
だからキタキツネは日常的にみている人も、エゾシカは高速に乗らないと見たことが無いとか
山登りや山菜採りが趣味の人以外は、野性のヒグマを一度も見たことが無い人も多い。
でもこの写真ならわかってもらえるかな?
住宅街の前を流れる川にエゾシカの群れが来ていて
自分が観察していたころは4組の別々の群れがいた。
同じ川には白鳥も100羽以上わたってきていた。
野鳥を観察するのも、大袈裟な装備もいらないし
自然が大好きだという迷惑な集団にもあまり出くわすこともなかった。
本当の自然がある場所に住んでいる人は、ファッションだけの集団は少ないと思う。
今住んでいる場所には以前北海道にいたころよりも何倍も川幅が広い川が流れている・・・・
薄汚れた川で、どぶ川と言っても良いくらい・・・・
病気にかかってるような大きな鯉や外来種が沢山橋の上からも見えるけれど・・・被写体としては・・・
護岸には大きなミドリガメの集団がびっしり、気持ち悪くなるような光景で甲羅干しをしている。
数種類確認できる鴨の仲間もちょっと可哀そうなくらいの水質だ。
奇形の鳩もこちらにきてから何羽も見てきた。
やせた野良猫が多い・・・
近場で野鳥といえば桜に来るメジロか田んぼの白サギの仲間なら・・・まだ見れるかな・・・
切り取って写せば、その画角のなかでは綺麗な写真になるだろう・・・か
勿論四万十川の清流まで数時間かけて車を走らせれば、綺麗な自然は残ってはいるんだけれど・・・
一日がかりになってしまう。
 
まあこっちに来て8年も経ってるから
北海道も様変わりしてるかもしれないな・・・