先日バークレーのお寺でお葬式がありました。
アメリカであまりお葬式に参加する機会がなかったのですが、このたびはお手伝いとしてKiyoに子供達をまかせていってまいりました。

日本では家や会館などでお葬式を行うところが多いと思いますが、アメリカでは所属しているお寺で行うことが多いようです(浄土真宗の場合で)
日本のお葬式=高い、というイメージがつき物ですが、コチラではいつものサービスのように皆が集まって、メンバーの方が金銭的にも実務的にもお手伝いをしてくれるので、かなり家族の負担は少ないように思います。
そして、来て下さった方にお出しするお斎(おとき)も、ポットラックでメンバーの皆が持ち寄りますので、お弁当の手配などで頭を悩ませることもありません。

今回のお斎はこんな感じ。



驚いたのがお寿司についているわさびをすでに醤油で練っておく、という習慣。
茶色と緑色の液体がソレ。
ま確かにテーブルに置いてあるものを各自紙皿に取っていきますので、この方が便利です。

そこでおこったビックリ事件。
メンバーのお一人が寿司職人で、彼が「ぶりの照り焼き」を持ってきてくれました。
ちなみに私は「牛肉とごぼうの混ぜ御飯」を土鍋にいれて持って行きました(大評判)
彼は大皿の照り焼きを控え室の私達にさっと渡して、車に他のものを取りにいったのです。
で残った私を含め10人ほどの裏方スタッフが魚を前に、口々に「おいしそう」と話していたのですが。
誰かが「コレ何?鯖(サバ)?」なんて言ってる。
他の誰もが「えーわからない、何コレ」と言っている。
私のお母さん、お祖母ちゃんくらいの年齢の方々が皆、魚の名前がわからず困っている。
思わず
「コレはぶりでしょう、高級魚のぶり」
というと。
「え、ぶりって何?初めてきいた」とザワザワ。

えー!
誰もも『ぶり』、知らないのー??
うちの地方ではおせちにぶりが入っていて、それこそ思春期は「おせちはぶりしか食わねー」なんてほざいてた時期もあるほどの高級魚だよ。
去年も関東・北のお友達が「おせちにぶりの照り焼き入ってなかった」と言ってて驚いたけど、「ぶり」そのものが通じないってのはもっと驚き。

その後寿司職人の彼が戻ってきて、皆もう一度問いただす。
「コレは何?ひとみはぶりっていうんだけど。」
「あーコレははまち。」
すると一同皆「おおー!!はまち!!」と納得。(ちなみに会話は英語ね)

えー!
はまちってのはぶりの養殖のやつでしょ!
事実これは養殖のはまちかも知れんけど、「はまちの照り焼き」なんぞ聞いたことがないぞ!
「ぶりの照り焼き、だけど使っているのははまち」っていうならわかるけど。

こういうちょっとしたカルチャーギャップが、納得いかない。
私が持っていった「牛肉とごぼうの混ぜ御飯」も正直ラクチンメニューだし、ポットラックには最高のメニュー。
けれど誰も知らなくて、婦人会のボスにレシピを聞かれました。

「ひとみに日本食のクッキングレクチャーしてもらいたいわ!」
とよく言われて、謙遜して
「そんなー、私なんかで・・・」
と言ってましたが、
「せにゃならん!日系4世にはおいしい日本食作ってもらわにゃならん!」
と熱く燃える私なのでした。