近頃韓国のスポーツは全体として退潮の傾向が感じられる。経済的に多くの問題が有りそれにともなう少子高齢化を抱えているせいだ。

 スポーツや芸能はいわゆる「パンとサーカス」を構成する部分だ。これは、お受験国家において勉強で叶わぬものを一発逆転で手に入れようというものなので、競争相手も多いからリスクが高い。才能もさることながら運の要素が強い。

 経済的に厳しくなってるのに、スポーツに現を抜かしてる場合じゃないだろうというのはもっともな考えだ。

 だから スヌン(修能=共通試験のようなもの)に好成績を取ろうと血道を上げるのは合理的選択だ。

 中国は卓球とバドミントンは強いが、屋外のスポーツは意外なほど弱い。10億の人口を抱える国とは思えないほどだ。なぜ広いグラウンドを要するスポーツが弱いか、となるとこれについて面白い説明がある。

 尚、14億の人口はフカシだとの説が徐々に有力になってきた。

 中国も儒教文化の国なので強化は体育会系の文化、つまり罵声、パワハラでやる。室内競技なら罵声は外には漏れない。だが、屋外だと響き渡る。だから屋外競技は弱いのだ、、、とある。

 サッカーは習近平が好きなので大金が投入されている。これは投入されればされる程美味い汁に群がる者が増え腐敗するので思うように行かない。

 中国もお受験国家であり、ガオカオ(高考)が将来を決める。この国の場合も経済的に厳しくなってるので、スポーツに現を抜かしてる場合じゃないだろう。

 習近平が近頃塾産業に大打撃を与えたがこれ自体は正しい考え方、施策と思う。

 
 我が国もこれから少子高齢化と言ってるのにスポーツに現を抜かしてる場合じゃない。と言っても好きな人は言うことを聞かないので、好きな者だけがやれば良い。

 要は部外者は熱くなるなということ。

 真夏に甲子園とか、100キロマラソンとか馬鹿げているが、話が通じない人は或る割合でいるのだから好きにさせれば良い。