昔知り合いで女房自慢だった男がいた。二回会うと一回くらいは妻の自慢をしていた。何が自慢かと言うと 美貌 ということなのだ。

 色白で目がパッチリと大きく、胴がすっきり細く、いかにも人形のような体型で確かに美人であるのは間違いなかった。

 この人はそれ以外の長所が全く無かった。

 この人は人の話に兎に角良く相槌を打つ。日本の女性はよく相槌を打つことで知られているし、それは男もそうであり、なおかつ相手にも相槌を要求する。

 この国民性は実に面倒くさい。相槌が少ないと「話聞いてる」と言ってくる奴も居る。

 外国人が面倒くさく思う癖の一つだそうだ。

 「ああそう」「ああそう」と大袈裟に連発されるともしかして馬鹿にされているのかとも思うが、どうやらそうではないようだ。

 

 ただ、相手の反応からいうと、こちらの話を理解して相槌をうってるようではないようだ。それが人と付き合うために大事なことと思ってるようだった。

 一回だけ会ったが馬鹿らしくなって彼女と二度と会うことはなかった。妻はこの人と子供つながりで二度会ったが、これほど話が通じない愚かな人は生涯の中でもワーストファイブには入ると言っていた。

 こんな人でも自慢される妻にはなりうるのである。自慢している男まで会う気にならなくある。

 

 

 朝鮮人は日本女性を うなづき人形 と言うそうだ。

 

 

 日本人同士の会話はうなづきで長くなる。