山なりのテニスボールが不意に当たったとき、多少は痛いかもしれないが長くビービー泣くほどか、となれば女の子なら泣くかもしれないが、男の子だったら、弱ったれということになり泣きもしなかったろう。

 選手にとっては大きな事件の筈で、後処理もおかしなものだった。

 
 スポーツというのは勝つためなら何でもやるという輩が一定の割合でいるというのはいわばデフォだ。この件で感じたのは起きたのがフランスでということ。東アジアにおける中国、ヨーロッパにおけるフランスということ。

 英、米、豪だったら起きただろうか?

 声には出さないが元々そういうもんだろうと思ってる人は少なくないだろう。

 我が国の関係団体が何か声明でも出すのかと思っていたがなかなか出ることはなく、ようやく出たと思ったら、ジャニーズ問題における櫻井翔のコメントのような、何を言いたいのかよく分からない、自国選手の為に頑張ろうとの意志は全く感じられないものだった。

 いつものことといえばいつものことだが、国際的に何がしかの意見を言う場合、我が国の人は実に遠慮がちで、意志の表明が無い。

 だいたい、我が国を代表し、国際的に発言しなければならない人物が英語が出来ないでどうする。

 スポーツのトップに立つ人はその競技に置いてトップだった人で、組織運営や交渉力に秀でた人のように思えない。

 温厚でニコニコしてるだけのような人物をトップに据えるのはやめたほうが良い。