My old kentucky home はケンタッキー州の州歌となっている。最初のほうの 'Tis summer the darkies are gay   を昨今は the old folk  と言い替えたり people と言い替えたりする。darkies は現在では差別的と見做されるとか。

 州歌が歌われるときは起立するようである。

 

 我が国ではそれぞれの都道府県の歌があるらしいが東京都の歌を知ってる人は居ないだろう。勿論千葉県にも千葉県民歌があるが一度も聞いたことは無い。アメリカ人にとって州と国の重みがどれくらいのものかは日本では想像が困難だ。もしかすると州民の意識のほうが強いのか?

 ヴァージニア州歌はかつてフォスターの曲だった。今ではそれは異なっている。フォスターのものは奴隷労働を連想させ、ときによっては辛かった自分の企業人時代の記憶が蘇る。
 

 差別反対によっていろいろな歌が歌われなくなる。作品や映画なども無くなる。

 Old black Joe を一度も聞いたことがないアメリカ人は多いらしい。

 このようにして今後は研究者だけが知ることになるのだろう。



   https://www.youtube.com/watch?v=fsQj46swDvI