秀逸と感じるドラマを観ながら
何故、そのドラマを
秀逸と思うのか?!
そのドラマの魅力を感じるところはどこなのか?!
と考えてみました。
「木更津キャッツアイ」
「俺の家の話」
「タイガー&ドラゴン」
を見直して
この安定感と満足感
そして革新的魅力の要因を考えた時
そこには
すぐれた古典の日本伝統芸能の中にある
「型の力」
だと感じたのです。
「型の力」
もしくは
「様式美」が
作品の中に活かされているのです。
「木更津キャッツアイ」は
野球の表と裏というひとつの「型」にのっとってドラマが展開されていて
これは、少なくともアタクシは
今までに見たことのない画期的なドラマの展開だと感動しました。
「俺の家の話」では
「能」という日本の伝統芸能
まさに世阿弥が作り出したドラマ、表現する上での真髄ともいえるものを散りばめながら
能の作品という「型」に現代の問題をシンクロさせて展開
「タイガー&ドラゴン」
では
やはり日本の伝統芸能である「落語」の古典に現代の物語をシンクロさせて展開する手法で
実に面白い作品となっています。
海外では、コッポラ監督が
「様式美」を取り入れた ドラマ展開で
ゴッドファーザー
地獄の黙示録
アウトサイダー
等を魅力的作品に仕上げています。
そういった意味でも
日本伝統芸能の
様式美、「型の力」の素晴らしさを
あらためて思い知るのです。
書道でも
「臨書」といって、すぐれた古典作品を学び模倣することによって
様式美や「型の力」を、身に付けて
作品表現に活かしていくのです。
もちろん、宮藤官九郎さん脚本の他の作品も魅力的ですが
幾度も見たくなる魅力を感じる
「木更津キャッツアイ」
「タイガー&ドラゴン」
「俺の家の話」
には「型の力」の魅力が匂いたっているからなのかもしれません。
長々とアタクシの「気づき」におつきあいくださり
ありがとうございますm(_ _)m
そして
いつもご訪問くださりありがとうございますm(_ _)m(*^▽^*)