昨晩、Go to  Bedして、テレビのチャンネルを変えると

BSプレミアムの「ダークサイドミステリー」で、

チャールズ・マンソンを取り上げていた。


チャールズ・マンソンは、1969年8月9日、シャロンテート殺人事件の首謀者。

家出娘たちをかくまって、ファミリーと称したカルト教団を率い、

世界を変える!と言って娘たちに

かつて音楽プロデューサーが住んでいた家の住民(当時はシャロンテートたち)の

殺害命令を出して実行させたのである。



マンソンは、ビーチボーイズのドラマーとの出会いで、彼の心を一時掌握し、

ミュージシャンとしてデビューできると思っていたが、

マンソンにその才能がないと見抜いた音楽プロデューサーテリーは、

マンソンのデビューを却下。

それに腹を立てたマンソンが、

テリーの家に住む者の殺害を女の子たちに命じたのだ。


当時、テリーはすでに引っ越していて

ロマン・ポランスキーとその妻であり女優のシャロンテートの家になっていた。



事件当時、ポランスキーは、映画の撮影で不在。

シャロンテートと彼女の元恋人、シャロンの友人たちの4人が住んでいて

殺害されたのである。

殺害実行をした女の子たちは、自分が手にかけた人が誰かも知らなかった。


マンソンたちは、他にもセレブな老夫妻を殺害していたという。


裁判でも、マンソンは、大パフォーマンスを繰り広げたとか…


当時、マンソンがローリングストーン誌とLIFE誌の表紙を飾ったというから


大変な注目を浴びた事件だったということだろう。



マンソンに関する番組を観た翌日の今日

偶々テレビのチャンネルを変えると

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」をしているではないか!


シャロンテート事件が背景になっている映画である。



※画像お借りしましたm(_ _)m




うわっ⁉️、シンクロ?

この映画にも当然、チャールズマンソンとマンソンファミリーが描かれている。



ただ、マンソンファミリーが押し入った家は、この映画の主役である

かつての人気俳優リック・ベンソン(レオナルド・ディカプリオ)の家。


そこにはリックの長年の友人でスタントマンのクリフ(ブラッド・ピット)がいて

かつてマンソンファミリーのヒッピーの女の子から買ったLSD漬けタバコで

ラリってへらへらしていた。


真夜中の刺客たちを迎えてへらへらしているクリフは最高!


「これは幻覚か現実か?」とへらへらクリフ。


ピストルを構えた男に襲いかかるクリフの愛犬。

襲ってくる他の刺客たちをクリフと彼の愛犬が返り討ちに。


プールで寛ぐリックの所へ悲鳴を上げながら逃げてきた刺客の女を


リックは驚きながらも、撮影で使った火炎放射器で丸焼きにしてしまう。


圧巻のシーン。



けがを負ったクリフが救急車で運ばれるのを見送ったリックは


隣人のシャロンテートの元恋人に声をかけられ、事の次第を話し、


お酒でも飲みましょうと、シャロンからも誘われて、彼女たちの家に迎えられて


終わる。


狂信的殺人者を見事やっつけて終わるところが、史実とは異なるが


痛快だ。


タランティーノ監督の挿入歌の選曲も素晴らしく、魅了される。

何度観てもシビれる大好きな映画。


エンドロールで、リックのアップルタバコのCM撮り風景が流れるのだが


カメラが廻っているときは、アップルタバコに実に好意的に、

今も吸っていると…  言いながら…


「カット!」が、かかると


「クソ不味いタバコだ!」と、たたきつけ、

自分の等身大写真が、二重顎になってる!と、腹を立てて去って行く様が

実に面白い!(笑)



映画という虚構の世界に生きてきたスターの実の姿を見せるところが、

また、この映画の魅力の1つ。

エンドロールの、このシーンは、最高!


8月に起こった事件ゆえ、このタイミングで採り上げられたのかな。



一般社会での殺人は許されざる「犯罪」で


国家的殺人は国家的正義の名の下の「戦争」


どちらもあってはならぬことですが、後者の方が質が悪い。


互いに尊敬し合い、愛し合おう!


愛し合ってるか~い!


と、清志郎さんが天国で叫んでいる気がする。



今日も皆さんありがとうございましたm(_ _)m(*^▽^*)