久しぶりに、何十年ぶりだろう❓
映画「戒厳令の夜」を観ました。
五木寛之原作のサスペンスロマン大作の映画化。
九州のカフェだがスナックだかで見た一枚の絵が
パブロ・ロペスの作品ではないかと、美術研究家の青年は気づきます。
なぜ、九州のある店にパブロ・ロペスの絵が⁉️
その疑問を解くべく動いていくうちに
世界大戦の狭間での日本の国家的陰謀という闇の扉が開かれます。
そのことを隠蔽しようとする人たち、その絵を守りその絵の祖国に戻そうとする人たち、
その絵に関わった人たちの人生を思いがけない所へ運びます。
結果的に、その絵に関わった人たちは、命を散らしてしまいます。
まるで、パンドラの箱を開けてしまったように…
人を命をかけて動かしてしまうパブロ・ロペスの絵が、なんとも哀しく魅力的なのです。
↓
ゲーリング・コレクション~Uボート
筑豊の炭鉱、画家の祖国へ絵を帰そうと、追っ手を振り切って海を渡る男女、
画家の祖国のクーデターと大量虐殺 それに巻き込まれる二人 etc.
原作の方が断然面白いのだけれど
映画を観たから、原作を読もうと思えたのです。
人の運命を狂わしてしまうほどの絵…
「すべての苦しみは執着にある」ということを思いました。
それを言っちゃあおしめぇよ。
人間の業を描くところに面白みがあるのが小説なのだから。
執着が無くなっていくと、書けなくなるわなぁ、と思いました(笑)
22日の午後8時30分からは「聖お兄さん」の実写版映画がオンエアされるようで
ブッダとキリストが、下界でルームシェアして暮らしているお話。
これは笑えます。
キリスト兄さんは、マツケン(松山ケンイチさん)がやってたなぁ(笑)
こちらも楽しみに観ましょうかね。
今日も皆さんありがとうございましたm(_ _)m(*^▽^*)