笑顔のcocoちゃん

可愛いですね


ウインクウインクウインクウインクウインク


私には中学生2年と3年の時に

親友の由美子が居た


どこに行くのも一緒

いっぱいお話して楽しかった


彼女はジュリーが大好きで

東京の大学に行くという

大きな目標があった


親が離婚したらしく

目標を持たなければ崩れ

そうだったのかも知れない

後で知ったこと


夏休み毎日県立図書館で

一緒に勉強したお弁当を持ってね

クーラーがあって涼しかった


司書さんが厳しくて

無声音で話さないと叱りに来た


私は学年で10位以内

由美子は5番以内

廊下に各科目の点数と

順位が張り出されるから

自然とわかってしまう


由美子と一緒の高校に

進学したかった


でもある日A子から

手紙をもらった


私に由美子を返して!

3枚の手紙


聖子には他に沢山友達

いるでしよ。

私には由美子しかいないの。


後で思えば

由美子のご両親は離婚してて

辛い時だったと思う

私と馬鹿やってるのが

由美子の慰めだったのだろう


でも

私は由美子から離れた


そして私の成績は15番位になった

県一番の高校には行けない

でも勉強には身が入らない


河島英五さんの

てんびんばかりを聴いていた


由美子を裏切った気持ちが

私を苦しめた


後に分かったこと

中学生1年の時に仲がよかった

B子が中学生2年になり

精神病院に入院

その後高校の時に自死した

そうだ


中学2年の時にクラスが違ったから

存在を忘れてた

薄情なのかな私


中学2年のクラスは

最高に楽しかった


〈つづく〉