おはようございます。
【地政学リスクと日本株の現在地】
一先ず中東情勢の緊迫と市場の反応の場面。
昨夜の米国株式市場は、米国とイランの緊張高まりに伴う中東の地政学的リスクを警戒し、売りが先行する展開となりました。
これまで幾度となく繰り返されてきた「中東リスクによる原油高」というシナリオですが、投資家としては、何よりもまず世界の「平和」を願わずにはいられません。
また、南鳥島沖レアアース採掘への視点も注目。
南鳥島沖でのレアアース泥試掘成功に対し、中国メディアが「商業化には技術的・経済的な高い壁がある」と報じています。
しかし、日本の技術力に対する信頼は揺るぎないものがあるので問題ないと思いますが、今後の焦点は、純粋に「ビジネスとしての採算性(経済合理性)」をいかに確立するかという一点に集約されるのではないでしょうか。
さて本日の東京株式市場の展望ですが。
東京市場は、3連休前の週末ということもあり、短期筋による手仕舞い売りが一定数想定されます。
そこに中東情勢というやや不透明要因はあるものの、現在の日本株の勢いは、遠方の地政学リスクを跳ね除けるほどの力強さを秘めています。
仮に米国・イランの武力行使が行われ株価が下がるようなら「そこは超強気で買い向かいたい」。
唯一の懸念は、高値圏での推移に伴うボラティリティの高さ程度と言えるかもしれません。
最近、投資判断の「妥当性」をどう考えるか?これが悩みどころです。
日経平均が50,000円台を見据え、さらなる上昇の可能性を探る中で、個別銘柄の「妥当株価」を算出することは非常に困難な局面に入っています。
連日で高値を更新する銘柄が続出する一方、業績などのファンダメンタルズが良好であっても売られる銘柄もあり二極化が鮮明です。
このような相場環境において、以下の2つの時間軸を分けた戦略が有効であると考えます。
中期的視点(3~6カ月程度)
目先の変動に一喜一憂せず、企業の成長性を信じて腰を据えて取り組むこと。
短期的視点(材料株・テーマ株)
「勢いのある波に乗る」という意識を持ちつつ、思惑が外れた際の損切りを徹底する。そして、地合いが強ければ再び参加する柔軟さを持つ。
今の日本株が「高いのか、安いのか」という問いに明確な答えを出すのは容易ではありませんが、この不透明な高揚感の中では、戦略に応じた規律ある投資態度こそが、資産を守り育てる鍵となるでしょう。