羊水検査が終わり
翌日から仕事に行きました
同僚にも
なぜ休むか伝えていたので
最初に
お疲れ様
がんばったね
きっと大丈夫やって
と声をかけていただきましたが
その後は話に触れることなく
いつも通りでいてくれて
仕事中はその事を考えることなく
過ごすことができました
家でもその事には触れず
普段通りに過ごすことにしていました
約1週間後
病院から電話がかかってきました
実は羊水検査のとき
FISH法というのもやってもらっていました
羊水検査代+1万円で
13番・18番・21番染色体・XおよびY染色体の異常が
1週間で分かるということで
お願いすることにしました
その結果が出たので
電話をくれたのです
FISH法での結果ダウン症は陰性でした
精度は高いので
ほぼ大丈夫だと思われます
報告書が届いているので
都合のよい日に来院してください
ありがとうございますと何回も言い
電話を切りました
すぐに旦那さん、親に連絡を入れ
みんなでホッとしました
また検査を受けて約1ヶ月後に
羊水検査の結果をもらい
どの染色体も異常はありませんとのことでした
こうして私達の
くんダウン症疑い
羊水検査が終わりました
そして産まれてきてくれたくんは
副腎過形成でした
副腎過形成は遺伝子異常が原因です
詳しくない私は
羊水検査で調べたんだから
事前にわかったんじゃないかと思いましたが
検査で全てがわかる訳ではなかったのかな
病気が発覚した直後に聞いた気もするのですが
あまり覚えていません
病気についてオロオロ
初めての赤ちゃんお世話にオロオロ
1日1日がいっぱいいっぱいだったので
病気をもって産まれてきたくん
申し訳ない気持ちがいっぱいでしたが
今は楽しく育児をしています
そしてこの事を書こうと思った理由
ある方のブログをみて
自分の無知と覚悟の無さをを思い知ったからです
前の記事にも書いたように
私はどこか楽観的だったのか
(その時は真剣でしたが)
ダウン症だったらどうしようと
検索魔になっていましたが
どこかできっと大丈夫
検査は陰性になり無事に終わると思っていたのか
中絶についての情報を得ようとしていませんでした
私の知っている中絶処置は
膣から器具を入れ
赤ちゃんを取り出すという感じ
いわゆる初期中絶です
しかし今回の場合だと
週数がたっているので中期中絶になっていました
でも中期中絶の事は何も知らず
その方のブログで初めて知りました
分娩スタイルで行われること
死産届が必要なこと
母体から出てきた時に産声をあげることがあること
出てきたら窒息させること
言葉は悪いのですが
中絶は殺人なんだと痛感しました
初期だろうが中期だろうが
お腹中で生きているのを
勝手にやめさせるのですから
当たり前の事なのに
私は分かっていませんでした
ある漫画で
日本の死因第一位は中絶だ
というセリフがありましたが
読んでいたのにわかっていませんでした
もしくんがダウン症と診断されたら
そんな事をしようとしていたのか
こんなにかわいい我が子に
産むか産まないか真剣に悩まれている
ブログ主さんの気持ちが
その時初めてわかりました
なんて安易に中絶と言っていたのだろうかと
自分が怖くなりました
しかし
もし2人目が出来て
同じ事が起こった場合
私はどんな判断をするのだろうか
中絶を考えた理由は
紛れもなく本心です
ですが前のように
すぐ中絶と決めれるだろうか
ブログ主さんのように
悩んで悩んで悩んですると思います
1人の命について考えるので
それくらい悩むべきことなんですよね
この事を記憶の記録として残しておきたかったので
この記事を書くことにしました
ただ私が無知だっただけ
でも知ることができました
考えることができました
答えはその時にならないと出せません
その時の状況は今では分からないから
どんなことでも
知らなかったことを知っていくことが大切
どんなことでも
これで良かったんだと言える決断をするために
幅広い知識を得ていきたいと思います
長くなりましたが
これでこの話は終わりです
またくんとの日常を
書いていきたいと思います