私は旦那の不倫で所謂EDになった…と度々言って来ました。
が、EDとは男性機能の勃起不全を指す言葉なので、調べてみました。
長文、又、重複もありますが…
以下コピペ

女性の場合男性の性機能障害の代表が勃起に関わるEDであるとするなら、女性のそれは女性性機能障害(FSD=Female Sexual Dysfunction)です。FSDは、

・性的関心/興奮障害
・オルガズム障害
・性器・骨盤痛/挿入障害
・物質・薬剤誘発性性機能障害
・その他の性機能障害
――などに分けられます。

かつては性嫌悪という項目がありましたが、近年はその他の性機能障害に含みます。

前項で触れた3つの障害にはそれぞれの特徴があります。

性的関心/興奮障害はセックスする意欲が低下、セックスしていても興奮できない状態です。生活上のストレスや精神的苦悩、世帯収入の減少などが関わっているといわれています。ホルモン異常や薬の使用も女性の性欲を抑える要因となります。閉経や女性ホルモンの減少による膣の萎縮も危険因子となります。

オルガズム障害は性的刺激を受けて興奮するのにオルガズムが得られない状態です。女性の生殖器の仕組みや正常な性的反応に対する誤解から起こる場合が最も多いとされています。性的な技術不足やパートナーとのコミュニケーション不足が関係しています。抗うつ薬などの使用や精神的ストレスが引き金となることもあります。

性行為に伴う疼痛は性器・骨盤痛/挿入障害によるもので、膣が濡れなかったり弾力性がなかったりして挿入時に痛みを覚える状態です。陰部前庭炎、子宮内膜症、尿道憩室などが関係しています。骨盤や膣の手術歴などから起こる場合もあります。挿入障害は心理的な問題や性への嫌悪が主な原因となり、膣が痙攣して挿入を妨げる状態です。
 
人は人を喜ばせることで自分も喜びを感じる動物です。同じように、相手を思いやることは自らの幸せばかりでなく相手を幸せにすることにつながります。この関係性はセックスの場合にも当てはまります。

好ましいセックスをするためには「相手に対する性欲(ときめき、発情)」「相手に対する共感(尊敬、親しみ)」の両方、あるいはどちらか1つが必要です。

そのいずれもない女性が、義務感や申し訳なさからセックスに応じても自分に無理をしているため、結局興奮できず、逆に嫌悪感や痛みを募らせます。最悪の場合、セックスレスを招きます。

ED治療薬が治療の第一選択として普及している男性の性機能障害に比べて、女性の性機能障害治療はまだ一般的ではありません。

女性性機能障害の種類や症状によって一概にはいえませんが、実践的な性教育や性機能に影響を与える病気の治療、精神療法、カウンセリング、薬物使用など、選択肢はいくつもあります。FSDではないかと感じたら「性嫌悪自己評価票」を参考にするとよいでしょう。その上で専門の医療施設などを受診して、自分にあった治療方法を試みることをお勧めします。

主な心理的原因

  • 反性的養育(性を汚らしいものと育てられた環境)
  • 母親の過干渉(精神的に自立できていない)
  • レイプ体験
  • 近親姦体験
  • 中絶・死産
  • パートナーのED
  • 極度の怖がり、痛がり

もちろん、身体的原因もあります。重大な病気が隠されていることもあるので、「おかしいな」と思ったら、早めに医療機関に受診することが大切です。


主な身体的原因

  • 加齢によるホルモン不足(膣の乾燥・萎縮を招きます)
  • 膀胱炎
  • 膣炎
  • 甲状腺機能低下
  • 糖尿病
  • 薬物の副作用(経口避妊薬・抗ウツ剤)
  • 骨盤内手術の後遺症

女性性機能障害は、いろんな症状、原因が相互に関連し合っています。たとえば性興奮障害やオルガスム障害と診断されても、その裏に性嫌悪が隠されている場合かもしれません。また、性嫌悪が性交疼痛障害を引き起こしているケースも多いのです。また、次のように病型が分類されています。


【1】生来性 うまれつき

獲得性…後から何らかの原因で

【2】全般性 だれとでも、いつでも

状況性…人によって、状況によって

【3】心因性 心が原因

複合性…心が原因のほか、身体疾患や薬物の影響

つまり、どの性機能障害も【1】【2】【3】の要素が複雑にからみ合い、症状として現れています。

婦人科や精神科の専門医を訪ねましょう。

セックスができない、苦痛という人は婦人科や精神科の、性機能障害を扱う専門の医療機関で相談してみましょう。
治療の流れは――まず症状を把握するための問診や原因を特定するための心理テストなどが行われます。また、婦人科では身体的な原因がないか内診もあります。
おおよその症状や原因がつかめたら、カウンセリングを繰り返しながら心理療法や行動療法によって治療が進められます。症状によっては抗うつ剤や漢方の投与、ホルモン補充、潤滑ゼリーなどが処方されることもあります。