こはるを出産し、夫と3人で過ごしたあと、静脈麻酔をしてもらい子宮内をきれいにする処置を受けました。
30分後麻酔から覚め、車椅子で病室にもどりました。部屋について、トイレにいき、歩行もスムーズにできました。
病室では夫がこはるを抱っこして待ってくれていました。
病室から見える青空をこはるにもみせて、2人でたくさん話かけ、ありがとうと伝えました。
そして、こはるの唇に私のリップグロスを塗ってみました。
以前グリーフケアの一つして、赤ちゃんにお母さんが使っている化粧水や乳液、口紅やグロスを塗るという記事をみたことがありました。
女の子だし、一度はお化粧したいかな、なんて思い入院の荷物に持参していました。
ほんのりピンク色になって、親バカですが、とっても可愛くて可愛くて、また涙が出ました。
その後、市役所への手続きを代行してくれる方が病室にきました。
夫は死産届を記入しなければならないため、その方と話したり今後の火葬についての話をしていました。
私はこはるを抱っこしながら、火葬の話を聞かせたくなくて、抱っこをしながら子守唄をずっとうたっていました。
夕方になり、上のお兄ちゃんたちが義母とお留守番して待っているので、夫は帰宅しました。
私はこはるを預け、少し横になりました。
心配していた実母に連絡をしました。
夜20時すぎ、またこはるに会いたくなりました。
スタッフが部屋にこはるをつれてきてくれました。
普通の赤ちゃんと同じようにバスタオルにくるんで抱っこして連れてきてくれました。
すごく嬉しかったです。
こはるを自分のベッドに寝かせ、添い寝をしました。
爪がしっかりあって、眉毛も生えてる、眉毛の形がパパにそっくり、鼻も高くてパパ似だなとか、とにかくこはるをたくさん感じたくて、たくさん写真をとって、話しかけて過ごしました。
ずっと一緒にいたいし、離れたくない、今晩一緒に寝たいなとも思いましたが、普通の室温のお部屋にずっといたら、こはるの体に良くないことはわかっていたので、30分ほどして再び預かってもらいました。
自分の体も休めなければいけないのは頭ではわかっていましたが、でも色々と考えてしまいます。
もうお腹にはこはるはいないんだ。。。
あんな可愛い我が子だったのに、こんな選択をしてしまった自分、なんて罪なことをしてしまったのだろうと感じていました。
睡眠剤をもらい飲みましたが、眠れない夜を過ごしました。