「コロナなんて風邪みたいなもんだよ。私はマスクだってしてないよっ!」

 

重度の肺炎などを引き起こす新型コロナウイルスは、

SARS(サーズ)やMERS(マーズ)と同じコロナウイルスの仲間です。

コロナウイルスはヒトや動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスですが、

今回のウイルスは既知のウイルスと一致しない新型のコロナウイルスでした。
ヒトに感染するコロナウイルスは、すでに6種類が知られています。

そのうち4種類は、一般的な風邪の原因となるウイルスで、ヒトに日常的に感染し、

風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めるといわれています。

残りの2種類は、重度の肺炎の原因となるSARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)と

MERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)です。

中国で見つかった新型コロナウイルスは、

これら6種類には当てはまらない新しい型です。

世界保健機関(WHO)では一時的に「2019-nCoV」と命名しました。

ちなみにコロナウイルスを顕微鏡でみると、表面に突起がみられます。

これが王冠に似ていることから、ギリシャ語で王冠を表す「コロナ」にちなんで名づけられました。
(参考サイト:国立感染症研究所「コロナウイルスとは」)