アニメブームで漫画もすごい人気だけど永島慎二さんご存じ?

あー。私の文化はほぼ高校生の時に完成されている。
同じ分譲地の先輩I氏の教えが基本にある。
中学生のままサッカー少年で

フォークだけやっていたらまた違っただろう。
 

当時の高校は湘南大暴走族時代でひとつも面白くなかった。
で、私は先輩I氏の家にいりびたった。
朝「いってきまーす」と言い、

そのまま先輩のお母さんに「おはようございます」と直行である。
 

そこには違う文化があった。

そのひとつがこの永島慎二さんの漫画である。
先輩I氏からは基本的に一世代前の団塊の世代的な文化を学んだ。
ひとつしか上ではないのに、なぜ?。

そうお母さんがカッケー人であの頃でジャズを

聴きまくっていた人なのである。

だから私が朝から出入りしてようが関係なし。
悪いことしなきゃOKなのだ。

 

ジャズと言えば団塊の世代なのである。
で、団塊の世代・・・とくれば全共闘だが、

その辺は置いといて、ヒッピー文化、フーテンである。
このヒッピー文化を継承し先輩I氏は

今もとある山中の一軒家で自炊生活しながらひとりで暮らしている。
あまりにすごい人なので私はついていけないが・・・。
改めて永島慎二さんを調べてみた。

永島 慎二(ながしま しんじ、1937年7月8日 - 2005年6月10日)
日本の漫画家。本名は永島 眞一(または真一、ながしま しんいち)。
東京都出身。愛称はダンさん。長男はギタリストの永島志基。 
東京市滝野川区生まれ。生家は雑貨商であった。
父を戦争で失い、空襲で家を焼かれる。
小学校3年の頃から漫画家になることを志望。
目黒区立第一中学校では総番長を務め、
高校3年生を相手に暴行傷害事件を起こしたこともある。

■1961-64年:「漫画家残酷物語」を執筆。
■1964-66年:テレビアニメ「ジャングル大帝」などで主に演出を担当。
■1967-71年:少年キングで「柔道一直線(原作:梶原一騎)」を連載。

    前衛誌の「ガロ」で多くの短編を、「COM」では「フーテン」を執筆。
   

    この時期は永島慎二がもっとも精力的に描いていた時期にあたり、
   同時代の青少年読者からは「青年漫画の教祖」と呼ばれるようになっており、
   大きな影響力をもつようになります。
   永島の執筆活動に大きな影響を与えたのはヒッピー文化でしょう。
   1960年代の後半には米国で「ヒッピー」と呼ばれる新しい若者文化が大きな潮流となり、

   その動きはまたたくまに全世界に広がっていきました。
  「ヒッピー(Hippie)」とは伝統・制度など既成の価値観に縛られた人間生活を否定し、
  より自然に近い生活に回帰する運動であり,日本では「フーテン」と呼称されていた時期もあります。
  永島は絵の勉強として米国に旅行し、

 実際に新宿でフーテン生活を経験して「フーテン」を執筆しています。
■1970年代:単行本の「若者たち」の初版が1973年ですので1970年代の初めに発表されたと推測します。
■1980年代以降:漫画家としては半隠居状態。2005年6月10日、

 慢性心不全のため亡くなっています。享年67歳…合掌…。
 

フーテン?^@^;w
※若者たちは土曜の夜ごとに

新宿駅・西口広場に集まって反戦フォークを歌い、

議論を戦わせていました。
そのような熱い集団に対して、

同じ新宿駅・西口広場を「グリーン・ハウス」と呼んで日がな一日、
何をするでもなくたむろする集団も現れます。

彼らには多くの呼称がありましたがその中の一つが「フーテン」です。
昭和43年には彼らは20歳前後になっており、

その集団のパワーで新しい文化をけん引していました。
けん引という言葉は適切ではないかもしれません。

人数の多い世代ですのでその動向がそのまま社会の新しい動向だったのですね。

私がフーテンを見たのは一度だけ。

小学生の頃から家族で新宿を降りた時、

なんか長髪で薄汚れたのがたくさん座っていた光景が脳裏に焼き付いています。
さて、永島慎二さんの画風はというと少年漫画とはだいぶ異なっていました。

確固としたストーリーもなく詩のようでした。

そして、その独特なタッチは青春時代の私の胸に突き刺さりました。
高校に幻滅していた私はその後の18からの生活にかなり期待していたのでしょうね。

瞳が真っ黒な少女。圧倒的な孤独と仲間たち。ジャズ。挫折。セックス・・・。
ネットで思い出深い場面が見つかりました。

ちなみにこれだけ陶酔した永島慎二の本を私は断捨離しています(笑)。

なぜだろうな?

 

当時の新宿かな。

ジャズ喫茶?

瞳が黒い青年。

瞳が黒い少女。

新宿の夜明けかぁ。

新宿から歩いて…湘南かな。

少女たちはみんな美人さんでした。

おっ、本物。あんぱんか?

踊ってるのかな。

ヒッピーと言えばアクセサリー売りですね。