Part6 図解:静脈の作り

心臓から全身にめぐった血液が、心臓に戻る血管を静脈といいます。静脈は、大動脈からだんだん細く枝分かれして伸びている動脈とは反対に、小動脈から大動脈へと心臓へ近づくほど太くなっていきます。心臓から全身へと送られた血液は、酸素や栄養素を毛細血管で供給し、その代わりに二酸化炭素や老廃物を受け取り、静脈を通って心臓へと戻ります。動脈と違って静脈には血液を送る働きはありません。心臓より上の部分を通る血液は重力で、下の部分を通る血液は手脚が動いたときの静脈弁の働きによって心臓に戻っています。
 
上大静脈・尺側皮静脈・撓側皮静脈・下大静脈・毛細血管・大伏在静脈を覚えてください。