ネットワークビジネスの勧誘の特徴として以下のようなものがあるらしい。

 

 

・フットサルやBBQなどのイベントに誘われる

・ビジネスセミナーに誘われる

・金持ち父さん貧乏父さんを勧める

・「仲間」という言葉が好き

 

 

 

さて、俺の話をするが、これらの特徴を頭の片隅に置いて読んでほしい。

 

 

 

 

以前参加した婚活パーティーで連絡先を交換した女性がいた。

 

 

 

相手から連絡先を渡され、俺も反射的に自分の連絡先を渡した。

 

 

 

とは言えあまり気乗りする相手ではなかったので連絡しないでおこうと思っていたのだが

 

 

 

すぐに相手(Aさんとしよう)から連絡が来た。

 

 

 

Aさん「フットサルをやるので来ませんか?」

 

 

 

面白そうじゃないか。参加するかな。

 

 

それくらい軽いノリで参加したんだ。

 

 

 

実際みんないい人で、

 

主催している人(Bさんとしよう)は事業をやってるんだか経営をしてるんだかな人として紹介された。

 

 

 

やっぱ経営するような人はこういうイベントも開催して人脈を広げるんだなぁ。

 

 

 

俺はそんな感じに捉えていた。

 

 

 

その後同じBさん主催ののBBQにもお誘いいただいた。

 

 

 

これも楽しかった。

 

 

 

知らな人たちとお酒を飲みながら肉を頬張る。

 

 

 

なかなか良い人と出会えたものだ。

 

 

それくらいの気持ちだった。

 

 

 

 

ある日、Aさんから「Bさんと会うので一緒に来ませんか?」と誘いを受けた。

 

 

 

おお、主催している経営者とお話しできるのか。

 

それはとても興味深い。

 

 

それくらいの気持ちで会いに行ってみた。

 

 

 

その場ではただ雑談を30分くらいしてお別れした。

 

 

 

良い人たちだなぁ。

 

 

 

それくらいの気持ちだった。

 

 

 

その人たちとまた会食した。

 

 

 

Bさん「セミナーをやるので、良かったら来てみてください」

 

 

そんなお誘いを受けた。

 

 

 

参加費もとても安いので、興味があった俺は参加してみた。

 

 

 

 

セミナーはすごい盛況で、立ち見が出るほどだった。

 

 

 

セミナーではBさんも講演していた。

 

 

 

話の内容は面白いしとても刺激を受けるものだった。

 

 

 

そのセミナーの中で「金持ち父さん貧乏父さん」が紹介された。

 

 

 

本屋でも目立つように陳列されているのを見たことがある。

 

 

あの本はいい本なのか。

 

 

今度買ってみようかな?

 

 

 

そんな気持ちだった。

 

 

 

でもちょっとだけ違和感があったのは

 

 

 

やたらと後ろのほうの席の人たちが

 

 

講演に合いの手を入れてくるところだ。

 

 

 

なんか変なの、とちょっとだけ思った。

 

 

 

 

 

セミナーの感想を聞かせてほしいと言われ、またAさんと一緒にBさんと会った。

 

 

 

 

セミナーで刺激を受けた俺はBさんと色々語った。

 

 

 

あっという間に時間が過ぎた。

 

 

 

楽しいお話だった。

 

 

 

そんな気持ちでいた。

 

 

 

、、、のだが、Bさんからビジネスに誘われたのだ。

 

 

 

その時点で刺激は受けていたものの、

 

 

 

よくわからないものに踏み出す勇気の無かった俺はその場ではお断りした。

 

 

 

 

 

そしてほとんど日を置かずにまたAさんに誘われて、Aさんのお友達らと会うことになった。

 

 

 

 

このあたりで「なんか流れがおかしい」と思った。

 

 

 

 

Aさんのお友達らはBさんの関係者でビジネスをやっている人たちらしい。

 

 

 

 

なぜ始めようと思ったのか

 

始めてみてどうだったか

 

僕たちは「仲間」なんですよ

 

 

 

口々に「もっと早く始めていればよかった」と言う。

 

 

 

これはあれか?

 

囲い込み作戦か?

 

 

 

そこへBさんが現れた。

 

 

 

Bさんはすぐにでも一歩踏み出した方がいいと言う。

 

 

 

 

まさかBさんにそんなこと言われると思ってなかった俺は

 

 

 

 

「今はその時ではない」

 

 

 

というようなことを言った。

 

 

 

Bさんは厳しい口調で「次があると思わないほうがいい」と言った。

 

 

 

ちょっとイラっとした。

 

 

 

そこで俺は家に帰ってからネットワークビジネスの勧誘についてググってみた。

 

 

 

それで分かったのがこの日記の冒頭にならべた特徴だ。

 

 

 

 

完全に一致してるじゃねーか。

 

 

 

 

 

何か購入することを示唆したわけではない。

 

 

でも婚活パーティーで1度会っただけのAさんが

 

やたらと誘ってくるのも、よくよく考えたら違和感あるし

 

 

何よりその「ビジネス」が何なのかはっきりしない。

 

 

 

 

 

ネットワークビジネスだと断定できるわけではないが

 

 

特徴の一致と違和感から、俺はネットワークビジネスである可能性が高いと判断した。

 

 

少なくともAさんは婚活目的でパーティーに参加してはいない。

 

 

 

 

もしかしたら本当によい話なのかもしれない。

 

 

俺はもっとよく話を聞くべきなのかもしれない。

 

 

勇気を出して俺も「仲間」になれば人生がより良くなるのかもしれない。

 

 

 

でもだめだ。

 

 

不動産投資で騙されて借金苦になっている俺だ。

 

そう簡単にうまい話を信じるわけにはいかない。

 

 

ここは直感に任せて「お断りだ!」という姿勢で行こう。

 

 

 

 

 

というわけで、婚活パーティーに紛れ込んできた業者かもしれない人のお話でした。