詩「言の葉の力」
言の葉には 花のようにいろとりどりの 光が宿っている
その一方で それは
打ちひしがれた しおれた姿で
絶望の色さえ 見せることもある
畦道を歩きながら
ひっそりと咲く小さな花を 愛でるように
言の葉を育てるなら
人は 何度でも生きたいと 思うに違いない
けっして クモの巣を払うように
ぞんざいに踏み散らかすのだけは しないでください・・・
あなたとわたしのこころの庭で
思い思いの言の葉たちを 大切に育てましょうね
ことばはこころ
もし そこから真実が抜け落ちているなら
そのことばは不幸を生み出していることになる
相手を思い 自分を大切にするなら
自ずとことばにはある種の力が宿ることになる
希望と生きる意味が
魂から泉のごとく湧き出すはずである
