詩「つばさ」
みんな 自分は不自由だ 思うように生きられない 苦しいのが人生だって 言うけれど
本当は そんなことないって思うんだ
だって
きみにも ぼくにも ちゃーんと つばさがはえてるんだから
ことば っていうね
ただ
みんな ことばはこころだってことに気付いてないんだと思う
こころは見えないけれど
こころにもちゃんとつばさがはえてるんだよ
そのことに だれも気付こうとしないけれど
それは わたしたちが いま ここにいるっていうことぐらい
あたりまえのことなんだ
ことばもそう
それは 初めてことばをしゃべった その瞬間からね
どんなお父さんやお母さんだって
あなたのことばをはじめてきいた時
すっごく喜んだんだよ
だから
話せない障害なんかがあると
それはもう すごく落ち込んだりするんだね
それは ことばにはちゃんとつばさがついてるっていう証だと思うんだけど どうだろう
ことばによってこころは解放され
ことばによって人は勇気づけられもするし
ことばによって人は道を決め
ことばによって人は愛し合う
だから ことばにはつばさがあり
勇気をもってそのつばさをはためかせれば
ぼくらはみんな一人の例外もなく
しあわせ色に染まったこの空を
飛んでゆけると思うんだ
さあ
あの大空を旋回する鳥のように
ぼくらもじゆうに 飛んでみないか
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